メンバー紹介その2とブリーフィング開始
初投稿して1日で60人ほどの方が本作を読んでくれました
投稿した時には10人ほど来てくれたらいいなと思っていたので6倍もの人が本作を見てくれました
本当にありがとうございます
少しした後に私を含めた7人が部屋に集まりました。
隊長はホワイトボードの前に立って資料とかを張り付けています。私たちは長机にある椅子に座っていて隣にはナギさんが座って、向かいにバロックさんユッカさんそしてまだ会っていなかったセラさんの順番で座っています。
「おはようみんな。早速ブリーフィングを始めたいところだがその前に一つ 今日から新しい隊員が入る。アイビー立ちなさい」
私は隊長の指示に従って立ちあがりって改めて自己紹介をします。
「今日からお世話になるナンバー301655772 アイビーです。これからよろしくお願いします。」
私は自己紹介をして頭を下げます。
「アイビーは交渉部に行ったカズラに代わり新しく部隊に入ることになった。来たばかりで右も左もわからないだろうから、皆優しくしてほしい。」
「はい」「了解でーす」「わかりました」「は~い」
私の方を見てから隊長は話を続けました。
「アイビーもわからないことがあったら私だけではなく他のみんなも頼ってほしい。
わからないことがあったら後ではなく、すぐに聞いてくれて構わない。」
「はい、わかりました」
正直わからないことだらけなので全部質問しそうなんですけど、大丈夫だといいなあ…
「よろしい、では座ってくれ」
着席した私の正面でニコニコしている方がセラさん、フワフワしている髪や外見もそうだけど雰囲気もふわふわしているお姉さんですけど実際は私を除くと一番の新人だそうです。
セラさんが部屋から下りてきたときに自己紹介と軽く話した時は妙に伸びた話し方が印象的でした。
「ではブリーフィングを始める。早速だが今回の対象はこいつだ」
そう言って隊長はホワイトボードに一人の男性の顔写真を張りました。
10代後半ぐらいでしょうか?妙に間の抜けた顔をしていますね。
「対象の名前は春夏 秋斗ランクはCで年齢は16歳で現在はオリュンポス帝国の皇帝に即位している。」
「ランク?」
早速聞いたことのない単語が出てきました。
「ランクは対象が現在異世界でどれだけの影響力を持っているかを示すものよ」
隣に座っていたナギさんが説明してくれる。
「ランクはF~Sまであって今回は国を興したばかりの対象が入るCランクね」
「そうだ、そして我々が対処する大体のターゲットがCランクだ」
隊長が補足してくれる
「Fは異世界に来たばかりの人物
Eは異世界にてパーティを組み始めたばかりの頃
Dは異世界の貴族や王族と関係を持ち始めた頃
Cが今回のような一つの国を興したばかりの頃
Bが他の国に侵攻や和平などをして他の国に干渉し始めた頃
Aが世界の半分を侵攻や和平で自分の国の味方にした頃
Sが世界のすべての国を侵攻か和平で味方にして他の世界に行こうとしている頃」
「Eランクはまだ神からの力を把握してなくて戦いやすいけど見つけにくい
逆にSランクは見つけやすいけど数国分の軍事力を持っているし自分の力を完全に把握しているから苦戦を強いられることが多いわ」
「なるほど」
見つけやすいということはその分目立っているということで、目立っているということはその分世界にいるので強くなっていることが多いということですね。
「CランクやBランクぐらいまでなら俺らで対処できるけどそれ以上になると他の部隊に協力してもらって対処するのが一般的っすね」
「特にSランクは世界そのものを相手にするようなですから協力する部隊も数十を超える部隊で対応するんですよ」
「今までの記録だと~20の部隊が協力して対処したのが最大ね~」
「そうなのですか、なんでもっと数の多い部隊で対応しないのですか?」
常に部隊の人数や一緒に対応する部隊の数を増やせれば、もっと楽に仕事ができるのではないでしょうか?
「それは対象者の能力が原因ね~」
「対象者の能力?」
「えぇさっきの20の部隊が対処した記録は、あくまで対象者の殺害に成功した部隊の最大数で、記録をさかのぼれば100や1000の部隊で対処した記録もあります」
「それなら、なんで」
実際の仕事をしている様子を見たことが無いのですけど、753部隊の人数が私を入れて6人なので100部隊なら600人、1000部隊でなら6000人ほどで対応することが出来るので楽だと思うのですけど…
「対象者は圧倒的不利な状況や追いつめられると異常な力の発現が確認されている。
その力で1000もの部隊を壊滅状態にまで追い込んだ場合があるのだ。あと神様の介入で壊滅したこともある」
「だから~対象者を相手にするときは必ず勝てるような数や装備にするのではなく~ギリギリまで装備や人数を落とさないと負けちゃうの~」
「そうなんですね」
ただ数や装備をそろえればいいというわけではないようです。