第二話 冒険者ギルド(後編)
「とりあえず、ホームへ戻らないとですね、、、
でも、ホームダンジョンがどれか分からないのがネックです。
何か方法は、、、」
そうぼやいていると、見るからに下品な四人組が近づいてきて、
「オイ、ソコのあんた、オレらとお茶でもしねーか?
ついでにレベリングも手伝ってやるよ。ま、
オレらの世話もしてもらうけどなぁ」
ニヤニヤしながら先頭に立っている男が喋りかけてきた。
「ボス、オイラガキは好みじゃないっす。」
「バッカオマエ、ガキを屈服させるのが楽しいんじゃねえか。」
「違いねぇ。」
それに乗っかり、後ろにいた三人が囃し立てる。
、、、始めて見た、こんな小物臭漂う四人組は。
そんなことを考えていたら、
「沈黙ってことは、了承と捉えて良いんだよなぁ♪」
そう言って、エリカの腕を掴んだ。
否、掴もうとした。その瞬間、ボスと呼ばれていた男は反対方向に飛んでいた。
町中とは思えない静寂が訪れた
「お前ら、ギルドの中で何をしていた?」
とても渋い声の老人が、静寂を破り、四人組に対していい放った。
「ギ、ギルドマスター?!」
「そんな!ギルドマスターは当分帰ってこないはずだ!なぜここにいる!」
「お、おおオレは悪くねぇ!見ていただけだ!」
「てめぇ!一人だけ逃げるんじゃねぇ!」
ギルドマスターとやらにボスが吹き飛ばされた残りの三人は、
大声で口論になっている。
ちなみにボスは気を失っている。
「何をしていたと聞いているのだ、早く答えろ。」
落ち着いた、低いどっしりとした声がギルドを駆け巡る。
、、、新人をいじっていた
、、、体で払わせようとしていた
ギルドマスターが催促した瞬間、一斉に暴露が始まった。
四人組はもう逃げる気すら起きないようだ。
「このギルドの十科条は!」
"第1条 新人に深く関与しない"
"第2条 異性との交流はわきまえる"
"第3条 心身共に傷つけない"
"第4条
長い合唱を聴き終わり、このギルドのルールを把握したところで、
ギルドマスターが口を開いた。
「ヴィス·ヴォルヴァーノ、カイル·コーン、デイル·ミス、ホーディ·クライ、
諸君らをギルドから追放する。直ちにここを去れ!」
ギルドマスターの渇が入ると同時に四人組は逃げ出した。
「すまないね、新人さん。良ければ少し話をしないか?」
そう相談され、情報を入手出来るかもしれないから、
仕方なく後に付いていった
何とか書き終わりました。初のバトルシーン(?)でしたが如何でしたか?
私的には満足です。次は一気に進みますよー♪