第一話 自由
このキャラクターの名は、"エリカ"
"エリカ、アン、リミテッド"
俺が現実でやっていたゲーム、"ノーリミットワールド"略して'NRW'
にて、自分の妄想を具現化したものだ。その頃の俺はロリコンで、かなり細かく弄っていた気がする
、、、それは置いといて、何故俺はこんな場所に居るのだろうか。
そんな心の声が届いたかのように、王が喋りだした。
「ここはトルンと言う国である。転生者よ、名を教えてはくれないだろうか。」
この声に弾かれるように、声が出た
「私は、"エリカ"と申します。」
どうやら、エリカに合わない口調や言葉は、変えられるようだ。
そう考えていると、いつの間にか周りがざわついていた。
その中からこんな言葉も聞こえてきた
「あの"エリカ"か?!だとしたら、英雄を喚ぶことが出来たんだ!」
「最悪の神、破壊神を倒した、英雄だぞ!正に神のギフトだ!」
そうザワザワしたとき。
「静まらんか貴様らー!」
巨体の剣士が渇を入れると、一瞬で静かになった。
「申し訳こざいません。名前の同じ英雄が居たため、
誤解してしまったようです。どうかお許しを。」
そう言って、深々と礼をしたため、思わず止めようとした。
「すまんな、エリカ殿、うちの部下が世話をかけた。
して本人かどうか、教えてはくれないだろうか。」
しかし、声になる直前にそう王に言われ、そちらに意識が向いた。
その隙に、もう礼を止めていたため、王の質問に答えることにした。
「私は、エリカと言う名前なだけで、英雄等では有りませんよ。
処で、この世界からもとの世界には戻れるでしょうか?」
ついでに気になっていたことを聞いてみたが、
「残念ながら、戻すことが出来ないのだ。
すまない、せめてこの世界を満喫していってくれ。」
そう言われ、城から出ることになった。今までいた場所は、城の一階だったので、
直ぐに出ることができた。道中、案内をしてくれたディットさん
― 先程の巨体の人だ。 ―
の言ったことが正しければ、どうやらここは王都ドルンと言う国で、
冒険者ギルドやダンジョンも多いらしい。
ダンジョンは、ダンジョンキーパーを倒せば自分の物になるのだ!
その為、ダンジョンに挑む者は絶えん!
然しダンジョンキーパーが強く、
いまだに何処も誰の所有物になっていないのだ!
これはディットさんの言葉である。
実はこのエリカ、ゲームでは優に100を越えるダンジョンを持っていた。
おそらく、この辺のダンジョンは俺の物だろう。
とりあえず、冒険者ギルドまで行ってみるか、、、
今回のあるない、いかがだったでしょうか。
興味本意をそそられる言葉がいっぱいでしたねー。(^_-)
"ダンジョン"や"本冒険者ギルド"、なかなか有りそうな言葉ですよねー。
でも、ぜーんぜん見たこともない物ですから、お楽しみにー。(^^)