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守護者の章1

月は愛しい生命達を見守ることを誓った

太陽はお互いだけを見つめていたかった












父である天空と母である大地は言った。


自分達で生み出した生命達を見守りなさいと・・・・


大好きな半身である太陽と生み出した生命達は

それぞれに健気にも生きよう、成長しようと

地上で地底で、空で海で

足掻いていた。


愛しい生命達を導き、見守らなければ

魂が闇に落ちてしまう。


太陽と生み出した大切で愛しい生命達を

月は、そんな目に合わせるわけには

いかないと早速見守る事を誓いました・・・が

太陽はどうしても嫌だと言います。


「太陽・・・皆が愛しくないの?」

「・・・・大嫌いだよ」

「私と太陽とで生み出した大切な生命なのに・・・」

いくら言っても太陽は不機嫌そうな顔をして

絶対見守らないと言います。

「・・・・月ったら僕以外をそんなに

大切に思って・・・・」

小さな声で呟く太陽の声が月には聞こえませんでした。


「どうして・・・・どうして・・・・?」

太陽が大切なのに変わりは無いのに

でも皆を大切に思うだけなのに・・・

どうして太陽はそうじゃないんだろう・・・・


手に取るように分かっていた太陽の心が

何だか読めなくて

不機嫌になってしまった太陽に哀しくて

月はどうしたら良いのか分かりませんでした。




「・・・・でも・・・じゃあ、私だけででも見守って見せるから!」

「行くなったら!!」

「だって・・・大切で愛しいもの」

「僕以外を大切だって言うなよ、愛しいって言うなよ!!」

どうしても生命達を見守りたい月と

自分以外を見て欲しく無い太陽と

互いの気持ちが分からなくて

・・・・それが哀しくてボロボロ涙を零しながら

月は飛び出してしまいました。


太陽は守ってくれなくても

どうしても私は守りたいの・・・・私が皆を守ってあげる

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