哀しみの章2
愛してる・・・
「カルフォスー!」
嫌な予感がして
太陽の後を追いかけて急いで月は、地上へと降りる。
「カルフォス!カルフォス!!」
朱金の髪と髪がお互いを滅ぼそうと
争いあって居る。
「来るなシル!・・・・民を・・・」
カルーとシルクを・・・声にならない言葉で
月にそう言う。
「それがイライラするんだよ~!」
太陽の力が爆発してカルフォス達を包み込み
月がそれを中和させる。
「やめて!やめて~!!」
太陽とカルフォスが互いを傷つけあい、
二人とも血に染まってけれど
中和している月は二人を止めることが出来ない。
大切な太陽とカルフォスが傷つくのが
生命達が傷つくのが哀しく
涙が溢れて堪らなかった。
「・・・・・・最後だ!」
「止めて!カルフォス!!」
太陽に振り下ろされようとしているカルフォスの刃、
交わる赤味の茶色と黄金の瞳、
どちらも失うのが哀しくて
月は叫んだ。
瞳を見開いて
時が止まったように月は只呆然とその光景を見る。
「・・・・・・・!!?・・・・・・」
パアン!
何かが魂が弾ける音
一面に彩られる赤色と
ゆっくりと倒れていくカルフォス
それが信じられなくて理解できなくて
月はゆっくりと何度も何度も首を振った。
「ハハハ!!皆居なくなれ!」
カルフォスの血に染まった姿で
太陽は狂ったように笑う。
「・・・・・・・カ・・・・・カルフォ・・・ス・・
・・・た・・・・・太陽・・・・貴方・・太・・・陽・・・!?」
何もかもが真っ白で
耳の中はザーザーと雑音がきこえるだけで
何も聞えない。
(・・・・・太陽・・・・・カルフォス・・・・・?)
あの・・・・赤い色は・・・?
赤いのは何・・・・?
全てが白く染まっているのに、所々
赤いものが見える・・・・。
カルフォス・・・・・?




