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争いの大地の章3

もう何も感じない・・


誰の嘆きも聞こえない・・・

誰の悲しみも見えない・・・・・


涙も血も私の心を潤すことが無い

渇いているのに・・・

餓えているのに・・・



激しく求めるのに

疲れ果てて・・・・

















聖暦15年

ヘイトフィル国を引き継いだカルフォスの

幼いこと、王宮内の不和に付け込む様に

トルアキア国のマイウドリア族がヘイトフィルの村を焼き

宣戦布告をすると同時に

隣国テネ、テバイト国両国がヘイトフィル国を攻めるための

準備として

武器を溜め込んでいる

という情報を得た。




若干14歳の王の出陣だった。




騎馬隊を率いたカルフォスは

疾風のように先陣をきり

怯むマイウドリア族を誰一人逃すことなく皆殺しにした。


血を浴びながらも美しい顔に

どこまでも冷え切った表情を浮かべて

カケラの恐怖も迷いも無い

無慈悲な剣を振るう少年王の姿に


敵も味方も恐怖で震えた。





「・・・・・・に・・・・行く・・

テネ・・・・・テバイトを消す・・・」

その身を自らが斬った者の血で

紅蓮に染めながら後ろに控えていた将軍達の方を

振り返り静かにそう言う幼い少年王の姿に

皆が圧倒された。



「・・・・・・・・テネに行く。」

反対できる者は誰一人として居なかった。



突然の奇襲に

テネはすぐに応戦するも勝利の高揚感と勢い、

恐怖が大部分を占めた存在感に引きずられるように

一つになったカルフォスの率いヘイトフィル兵によって

陣形を崩され混乱のまま敗北した。



降服の証としてテネの姫がカルフォスの妃として送られるが

姫がカルフォスの暗殺を狙い

カルフォスが姫を殺害したことによってテネは再び

テバイト国と共同戦線をはり復讐戦へと出た。


テネ・テバイト連合軍

先の戦いで大幅に減らされた

テネ軍は、1万

テバイト軍2万5000

総勢3万5000と、



カルフォス率いるヘイトフィル軍

3万の戦いだった。








連合軍の兵の数を冷静に見つめていたカルフォスは、

初めの一撃をテネ軍に集中してぶつけることにより

復讐心に満ちたテネ軍を煽りすぐに軍を引いた。




余りにも素早くとらえどころの無い攻撃が

幾度も繰り返されるその手際に

テバイトは注意深くなり

集中的に攻撃されるテネは怒った。


連合軍の混乱の中、

カルフォスは兵を分け

ほとんどがら空きのテバイト本国を奇襲した。




兵力の弱いテネを先に攻め

次いで本隊を囮にしテバイト本国を攻めることを判断した

カルフォスの鋭い判断力と巧みな用兵


敵となったテネとテバイトの王の家族を女と子供まで皆殺しにした

カルフォスの冷酷さと容赦のなさが


このことにより周辺諸国に知れ渡った。


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