2 ますます危機に瀕する民主主義
2 ますます危機に瀕する民主主義
真の民主主義だけが公正かつ公平な共存と、国家内での個人の利害の均衡をとることを可能にするかもしれないから、海賊党は、民主主義をありうる最良の統治の形式であると認識している。
2.1 より多くの参加
私たち海賊は、全ての人々の間での最大限の民主的な平等を目標とする。海賊党は、ゆえに、全ての個人の直接的そして間接的な民主的参加の機会を増やし、促進することに努める。
2.2 新しい方法の発見
デジタルメディアは、社会で情報が交換される速度を非常に向上させている。今日、大量の情報を走査し、誰に対してもアクセス可能にすることは簡単である。この全てが、完全に新しく、以前は考えられなかったような国家内での権力の分配に対する解決策を可能をとする。非集権化された行政と分散型システムの導入は非常に容易になっている。
デジタル革命は、人類に民主主義の進歩の機会をもたらし、それは自由と市民権、特に言論の自由とあらゆる個人の参加能力を強化することを可能にする。海賊党は、ドイツの生きた民主主義を21世紀の機会へ適応させることに参加し、形作ることを目的と認識している。
2.3 権力の分立と自由の強化
私たち海賊は、最大限かつ合理的な国家内での権力の分離を絶対的に不可欠と認識している。独立した司法権――特にドイツの連邦憲法裁判所に関して――は強化そして促進されなければならない。というのも、この裁判所は、立法権と行政権に対して、個人の権利の守護者であるということを繰り返し証明してきたからである。私たち海賊は、社会が個人に対して上位者ぶってはならないということを確信している。市民の情報に基づく決定を可能にするために、非集権化され、独立し、多面的で、絶えず警戒を怠らない、良き出版社、ブログやその他の形の公衆メディアからなる出版の力が必要である。この力は、民主主義が適切に機能するために不可欠である。こうした批判的出版を可能にし、それを妨害から守ることは、国家と全ての民主主義者の義務であると、私たちは認識している。国家の義務は、個人の上位者になることではなく、個人の権利を尊重し、保護して、彼らの市民権の侵害に対して、多数派に対してであっても個人を守ることである。ある個人の自由は、それが別の個人の自由を不当に侵害するところで限界に達する。
2.4 より民主的な選挙
私たち海賊は、議会における個人のいっそうの自由と独立を支持する。党議拘束や個々の議員への圧力を減らすために、有権者は誰が議員に選ばれるかということについてより影響力を持たなくてはならない。この目的のために、有権者には、異なる政党の候補者の間で投票を分割する選択肢を与えられ、そして集積の手段によって、国や州レベルの選挙でも、個々の議員を支持する必要がある。小さく新しい政党が有権者の十全な潜在能力を獲得することができるよう、戦術的投票の影響は減らされなければならない。