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第八話 私も家族なの?!

「なんで急にテラが俺の親になるの?!」

そう驚くとテラは当たり前かのように答えた。


「だって身分も無ければ出身地もない、だから私が偽造……身分を与えて上げないとここで暮らすこともできないのよ?」


それを聞いて確かにと納得しそうになったが親族の欄の隣に姉弟と書かれた欄にリンの名前が書いてあった。


「こ、これは?」

「ああ!それはリンちゃんもついでに入れておこって思って?」


「何勝手にしてるんですかぁぁぁぁぁ!!!!!」

リンが俺の手から入学書類を奪い取って床に投げた。

……勢い強いな


「だって貴方も孤児だったからこの際にね?」

「だからって一言言ったりするでしょうに!」

俺は唖然とするしかなかった。

テラが親になったと思ったら次はリンが俺のお姉ちゃんになっていた。

ついさっき出会ったばっかの人なのに。


「でもいいじゃない?ほら、リンちゃん弟がほしいって言ってたじゃない?」

「それは……そうですけど」

急にリンが大人しくなった。

俺を見て少し赤面していた。

あっ耳が赤くなってる……


「あ、そういえば帝国事務局に戸籍の移籍をお願いしちゃったからもう後戻りできないわね」

「本当に何してるんですか先輩!!」


リンが物凄く抗議していた。

でもよくよく考えるとテラがお母さんでリンがお姉ちゃん……

悪くないな。


そう考えるとリンはこちらに振り返って肩を掴んでテラに訴えるようにと俺に抗議し始めた。

「ほら!ハルトくんだって嫌だよね!ね?ね?ね?」

「お……俺は家族のことを思い出せないから嬉しいかな?みたいな……」

そう答えるとリンは申し訳なさそうになった。


「それは……ごめんなさい……」

どうしよう、可愛いお顔がもったいないほどシュンとしてる。

あっそうだ。

「その……リンお姉ちゃんがいるから大丈夫かな?」

恥ずかしそうに答えるとリンは顔を真っ赤にしてソファにダイブした。


「今私の顔を見ないでください!!絶対にですよ!!!!」


一部始終を見ていたテラは嬉しそうに言った。

「それじゃあ今日から家族ってことでよろしく♡」

「あ、ハルトくん?この書類明日までに私に渡してね?今日はここで泊まっていいから」

そう言うとテラは毛布などを取りに行くために部屋から出ていった。


一方その頃リンはというと……

まだソファのクッションに顔を埋めていた。

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