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第六話 大きなメロン

「……もしかしてこの世界に俺を呼んだのはテラなのか?」

今までの話を聞いて俺はゆっくりと、疑問を一つ一つ丁寧に紐解くように質問をした。


「ええ、私が呼んだの。貴方が必要だから」

テラもそれに協力するような、そんな雰囲気で答えた。


「でも俺はその話の男のように活躍は出来ないし、知識も何もかもない」

申し訳なさと己の無力感で俯きながら答えた。


「軍を率いることも、武器を扱うことも、何もかも出来ない」

そう答えるとテラは反論した。


「いいえ、貴方は活躍できる。だって私が見込んだ男ですもの?」

テラは目元の涙をハンカチで拭き、こちらへ歩いてきた。


「貴方がこの世界にきた時大きな混乱などはなかった。それに軍事的な知識もある」

「それに貴方の心。その心に惹かれたの」


……心?この俺に?


「ええ、その心に」

その瞬間テラの手が俺の頭を優しく撫で始めた。


「貴方は強い子。もし何かがあっても私が守ってあげる、絶対に」

テラの手から温もりを感じた。

どこか遠い記憶……普通なら素直に喜ぶものなのだろうが、なぜが喜べなかった。

そしてテラの手が離れていった。どこかさみしい。


「あら?まだ甘えたかったのかしら?」

テラがニコっと笑った。

母性のある表情。


「ってちがう!」

「あら、調子戻ってきた?」


……さっきまでの雰囲気はどこに行ったのか。


「それはそうと……ハルトくん、まだ答えを聞いてないわね?」


そう、【「貴方には私と共にこの世界を、この世界線を救ってほしいのです」】


世界を救う、それは一言で片付くが責任は重い。

俺は少し考えて答えた。


「俺は知識も何もかも素人だ」

テラは少し残念そうな表情をした。


「でも、テラがいるなら俺は最後まで寄り添うよ」

その瞬間テラは嬉しそうに俺を抱きしめた。


「ありがとう!本当に!」


……テラは気にしていないようだが大きなメロンが顔に思いっきりぶつかってるんだが!

しかも物凄く擦り付けるように当ててくる!


ああ……ここは天国か……


「ってハルトくん何ニヤニヤしてるのー?」


あっ……


「してない!断じてしていない!」

テラの表情はなぜか嬉しそうだった。

……さっきよりも。


「取り敢えず世界を救うって言ってたがどうするんだ?」

そう聞くとテラは待ってましたと言わんばかりの表情で執務机から一枚の紙を取り出した。


「まずはハルトくんに士官学校へ行ってもらいます!」



その瞬間執務室の扉からリンが飛び出してきた。

「ええええええええええええええええええええ?!」


「うわっ!」

俺は驚いてんでしまった。

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