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第一話 目覚めた先は

もしよければコメント、リアクションお願いします!

「……ここは?」

目を覚ますと病院のような、しかしどこか古臭く中世にタイムスリップしたかのような場所だった。


周りを見渡すと白い服を着た看護師、診察を行っている医師。

そして扉の近くにはヘルメットを被った兵士がこちらを見ていた。


「俺は一体……なんで病院にいるんだ?」

ただ一つだけ分かるのはここは普通の病院ではなく、軍管轄の病院だということ。

兵士が出入り口に立っており、野戦病院ではないこともわかった。


ただ一つだけ謎があった。

――なぜ俺は軍事施設にいるのか


兵士になった覚えもない。

なんなら戦った覚えもない


……それにここに来る直前の記憶もない。

なのに、思い出そうとすると胸の奥が妙に重かった。


自問自答していると一人の衛生兵らしき女性がこちらにやってきた。

「君、大丈夫?」


女性の表情を見るととても心配している様子だった。

「あ、はい……ただなんで俺がここにいるのかわからなくて」


そう答えると女性は説明を始めた。

「あなたがここに来る前は占領した前線の近くに倒れていたらしいの」


俺は更に混乱していく。

「そしてそれを見つけた兵士達があなたを優先して助けてくれたの」

「民間人でまだ助かるかもしれないからって」


それを聞いた瞬間、なぜか嬉しくなった。


「それはそうと君はどこからきたの?あなたがいた場所付近はもう戦争で民間人もいないはずなのに」


不思議そうに見つめる女性に答えた。

「日本……です」


「日本?それってどこの地方?初めて聞くわね……もしかして近くに小さい村とかあったのかしら?」


察していたがやはり通じなかったようだ。

この場所、そしてこの人たちの服装。

それを見るからに俺は別の世界に来てしまったのかと考えていた。


「日本という国があって、俺はそこの国民でした」

説明を追加するたびに女性の表情は更に難しそうな顔になった。


「ごめんなさい、わからない!取り敢えずここで安静してね、もしなんかあったらリンって呼んで」

彼女は優しく微笑んだ。その瞬間彼女の耳がチラッと見えたのだが、俺が見慣れている耳ではなかった。


――そう、エルフ耳だったのだ。

やはりここは異世界らしい。

本当なら驚く要素なんだろうが俺は先に予測していたからある程度は驚かなかった。


……そしてかわいい女性、リンという彼女の表情で俺はここの世界に来て良かったかもと何故か思ってしまった。


「そういえばあなたの名前は?」


そういえばまだ言っていなかった。

「俺の名前はハルト……村上ハルトだ。よろしく!」

そう答えるとリンは嬉しそうに握手をした。

「やっぱり初めて聞く名前ね、もしかしたら別の世界の人間なのかもねー?」

そう言われると少し顔が引きつったが、彼女のからかいもまぁ、悪くないな。


そんなこんな会話していると扉にいた兵士が大きく叫んだ。

「テラ中将、入室!」

その瞬間その部屋にいたすべての人が硬直し、ドアの方へと敬礼した。



!!用語説明!!

誰でも楽しく読めるように専門用語やあまり使われない用語が出たらここで説明します。

わかりやすく噛み砕いているので、もう既に分かる人や詳しい方は「え?もうちょい説明できるよね」

ってなると思いますがお許しください!お風呂掃除するので!


--野戦病院--

よく「ここで手術をして治したり、義手や義足をつける場所なんだろう」と想像すると思いますが、実際は少し違います。


一言で言うなら、

【野戦病院とは負傷兵を死なせないための場所】です。


はて?「死なせないということは治療と同じでは?」

はてはて?「そもそも病院なのだから治す場所なのでは?」

そう思うかもしれません。


しかし、野戦病院の本当の役割は、

【後方にある大きな病院】――つまり本格的な医療施設へ送るための

時間を稼ぐことにあります。


そこでは物資も人手も不足する中、救える命と、救えない命を見極めながら

できる限り多くの命を繋ぎ止める場所なのです。


--中将--

中将とは軍における非常に高い階級の一つです。

多くの場合、中将は

・軍団や方面軍の指揮

・大規模作戦の立案

・前線の将軍たちへの命令

などを担当します。


つまり・・・

会社なら【取締役クラス】※その上が社長

学校なら【校長先生クラス】※その上が教育委員会や理事長


ということです!

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