第78話 ニホンゴ、ムズカシイ( º﹃º )~~
お疲れ様ですよ〜∠(`・ω・´)
龍太郎視点でお送りします!
そして、方言混合会話を一部解除して普通の会話になります。
〜龍太郎Side〜
セツの奴が「助けてくれ!!」なんて言うから、何事かと思えばコレだったのかよ………。
たしかに、爺さん婆さんにおっさんにおばさんまで来てたらそりゃ理解不能になるわ。
まぁ俺と佳鈴は、小さい頃からこの混合方言会話を聞いてたから理解出来てるけど、他が聞いたら頭おかしくなるな……。
「おお〜、龍太郎じゃねぇか!デカくなったなぁ!」
「そりゃデカくもなるよ。おっさんはシワクチャになったな」
「ハッハッハ!言うようになったじゃねぇか!」
「男前になってまぁ、俳優さんでも目指さしてみないのかい?」
「そんなガラじゃない」
「じゃあ佳鈴ちゃんは?女優さんでも目指してみないのかい?」
「おばさん、何かにつけて芸能人を目指させようとしないでよ」
「いや、ワシもそう思うぞ。2人とも顔は良いから、姉弟で目指してみるのも悪くないと思うけどな?」
「そうだねぇ、そうなれば私らも往生できるってもんだよw」
「勝手に死んでんじゃねえよ」
「そうだよ、おじいちゃんもおばあちゃんも、まだまだ生きてもらうんだからね!」
「ハッハッハ!茂雄っ!お前まだまだ生きられそうだな!」
帰省して親戚の集まりみたいになって、俺も自然と笑ってしまう。
けど1人、セツだけはポカーンとしていた。
セツにはこんな風に聞こえていた。
『おっ、龍太郎じゃなかかっ! わっぜ おっきなったなぁ!』
『そりゃデカくもなるよ。おっさんはシワクチャになったな』
『ガッハッハッ! こげんこっを 言っごっなったかっ! ぬっは、わっぜ もぜ にせ になったなぁ!』
『男前になってまってぇ、俳優さんにでも ならっかして みんか。えれぇ もったいないがね』
『そんなガラじゃない』
『おばさん、何かにつけて芸能人を目指させようとしないでよ』
『んだ、わだば そう思うぞ。ふたりとも まなぐ ええさげ、姉弟で 目指してみるのも わぐねぇど 思うばってな』
『んだなだぉw、ほうなれば 私だぢも 往生でぎるってもんだんすなぉw』
『勝手に死んでんじゃねえよ』
『そうだよ、おじいちゃんもおばあちゃんも、まだまだ生きてもらうんだからね!』
『ガッハッハッ! 茂雄っ! ぬっは、まだまだ 死なじっ、生っちょっごたっどなぁ!』
もう天◯さんや長◯力さん達の方が、聞き取りやすいんじゃないか?
俺は気にしてなかったけど、多分他に誰か居たらそう思ってそうだ。
「そうだ龍太郎、お前達に土産があるんだよ」
土産? ジイさんが保冷袋から、新聞紙に包まれた何かを取り出した。
あ、コレもしかして………
「クマの肉か?」
「お、さすがは龍太郎だな!よく分かったな?」
「おじいさんが仕留めたクマなんだよ」
この牛肉よりも赤くて、肉の繊維がぶっとい緻密な肉質に、透き通るような純白の脂身。
「かなりの大物みたいだな?」
「お、分かるか? 滅多にお目にかかれない大物だったぞ〜!」
「ウチで食べるにしても量が多いからね、お裾分けだよ」
「ありがと、コレでなんか作るよ」
熊肉を受け取ってキッチンに向かおうとすると、今度はおじさんも「龍太郎、コレもやるよ!」って言って肉塊を乗っけてきた。
「っと、今度は鹿肉か?」
「おうよ! ここ最近、畑の野菜を食べられてて困ってた太田さん所に頼まれてな!」
「3匹も狩ってきて、解体にするのに2日かかっちゃって腰が痛かったわぁ」
「ハッハッハ! 苦労した分、龍太郎が美味しく調理してくれるから、婆さんはゆっくり座ってればええ!」
「ったく、強引だなぁ」
仕方ない、ハンバーグはまた今度だな。
コレだけの肉の量だ。どうやって調理してやるか?
あ、案の定、セツにはこう聞こえていた。
『せばだ龍太郎、おめだぢに土産あるはんでな!』
『クマの肉か?』
『わっ、流石だ龍太郎だっきゃ!よぐわがったなぁ!』
『わ、爺さまが仕留めで。だがらよ!』
『かなりの大物みたいだな?』
『わっ、わがるが? めったに拝めねぇよだ大物だっけぞ!』
『わ、家で食ったどしても、だげあるはんでな、お裾分げだぁ!』
『ありがと、コレでなんか作るよ』
『龍太郎、こいもあぐっでな!』
『っと、今度は鹿肉か?』
『おうよ!こいなか、はたけな野菜を食わるっせ困っちょった太田さんどんね頼まれっせなぁ!』
『3匹も狩ってきて、解体するのに2日もかかってまったで、腰がえらくていかんわ!』
『ワッハッハ! 難儀した分、龍太郎がうもっと調理すっで、婆さんはゆっくい腰下ろしちょればよか!』
『ったく、強引だなぁ』
チラッとセツの方を見たら、なんか口から魂みたいなの出てたな。
方言で脳みそショートしたか?
まぁショートしていようが、セツみたいな美人をおっさんジイさんが放っとく訳ない。
どっからか取り出した一升瓶を1本開けて、ツマミもないのに酒盛りを始める。
すまんが、しばらくこの2人の相手をしてやってくれ。
さて、何を作るか……?
「ニホンゴ、ムズカシイ( º﹃º )~~」
新たな挿絵が届いてアップロードしました∠(`・ω・´)
第2話にて、佳鈴と莉桜のテスト勉強シーンを貼りましたので、是非ご覧くださいませ∠(`・ω・´)




