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人外討魔伝記  作者: 一ノ瀬カイヒロ
第4章 徴血の行方
78/85

第77話 日本語……?

続きです∠(`・ω・´)


助けてくれ!の詳細は!?

セツの目線でどうぞ!

〜セツSide〜


龍太郎りょうたろうが戻ってくる30分前くらいか。


私達は、彼が作り置きしておいたカレーを一緒に食べてた。甘口と中辛の間といった感じの辛さで、豚と鶏の脂が口の中で良い具合にマッチして、野菜にも味が染みてて、とくにジャガイモが美味しい。


タマネギとニンジンの甘みも感じられる。どうやって煮込んだらこんな風に出来るんだ?


そして何故かカレーの中で異彩を放つ野菜が一つ。



「今の日本じゃ、カレーにゴボウを入れるのがセオリーなのか?」

「う〜ん、どうなんですかね?」

「ウチのくらいじゃない?」



日本くらいしか食べないとされてる根菜のゴボウが入ってた。


ささがきにしてあって食べやすくしてある。


各家庭でカレーの味や具材は様々だが、ゴボウが入ってるのは初めてで少し驚いたなぁ。


ホント、カレーの万能さってスゴイなぁ。


食べ終わってからやかんでお湯を作って、市販のドリップコーヒーを人数分マグカップに淹れてみんなに出して、思い思いの飲み方で飲みはじめる。


ワタシはブラックで。佳鈴かりんは牛乳と砂糖を少し入れて。朱里しゅりは砂糖たっぷりの甘口でひと息つく。


クーラーでひんやり冷たい部屋の中で、熱いコーヒーを飲む。人間社会の文明は、ホントにスゲェもんだ。子供の頃には思いもしない状況だ。


「プハァ、美味しかった〜!」


朱里しゅりがご満悦といった表情で、自分のサイズと同じ大きさのマグカップを、台所のシンクの中に丁寧に置いた。ホントにコイツは象やカバもビックリの量を飲み食いするな。


私も人の事言えないが。


「う〜ん!食後のコーヒーを飲むとねむたくなるわね〜……ふぁ」


普通は眠くならねえよ。どんな肝臓してんだ?


「ごめ〜ん、アタシちょっとねるから、佳鈴かりんちゃんお布団貸して~」

「どうぞ〜」


あくびをしながら、フラフラと飛んで佳鈴かりんの部屋の中へ吸い込まれる様に向かう朱里しゅり。まぁ寝るっつても、朱里しゅり専用に買ったリ◯ちゃん人形のベッドを改造したもんだけどな。


「あ、私が洗い物しますから」

「ん?ああ、ありがと」


飲み終わったマグカップを私もシンクに置いて、水でマグカップやカレーの皿を水でゆすいで軽く汚れを落とすと、佳鈴かりんが率先して洗いにきた。私も手伝おうと、彼女が洗った洗い物の水分を布巾フキンぬぐおうとした時だった。



ピンポーン



家の中に呼び鈴が響いた。


「あ、はーい!」


オートロックの受話器を取ると、佳鈴かりんがちょっと驚いた表情をしたのと同時に嬉しそうな声を上げた。


誰だ?と思い、私は千里眼でオートロック前の人物を視てみる。


4人の年配夫婦か?


佳鈴かりんがオートロックを開けて、年配夫婦達が真っ直ぐエレベーターに向っていき、私達の階層まで上がってくる。夏の太陽でそこそこ汗をかいてる様子だから、4人分のグラスと麦茶を用意してやるか。


そして年配夫婦達がやって来て、佳鈴かりんが出迎える。



「暑かったでしょ?入って入って!」



少しガヤガヤとしてきて、リビングの扉が開くと老人達はクーラーの風でほてった身体を冷やし……






「あ~、おんもは ちんちんだで、クーラーが がんこ身に染みるてぇ。えれぇで、はよー かんこーせんと いかんわ」






………………………( ゜д゜ )?




な、なんだ?


今、下ネタ言ったのかこのバアサン?


ちょっと呆然としてると、私が用意した麦茶を佳鈴かりんがお礼を言いながら受け取って、そのまま爺さん婆さん達の所に持って行った。



「はい、麦茶」

「ありがどな佳鈴かりんちゃ、んだばって、わっぜ けやぐなったなぉ」

「んだなだぉ、おじいさん。もう17の高校生こーこーせーだんすもの、そりゃ おっぎぐもなるし、和美がずみちゃに似でくるもんだんすなぉ」

「んだっ、茂雄しげっ。すんねん あわんじっ、わらっは すっ むぜなっどなぁ!」



な……なんだ………?

これ、日本語なのか????



「せばな、龍太郎りょうだろっこは? いねぇのや?」

「あ、うん。龍太郎りょうたろうバイトしてて、ここ最近遅いんだ」

「あらあらぁ、わっけぇのにもお 働いとるんかぁ。がんこ えれぇがねぇ」

「おのこぉ くいっせ 働っどっこそじゃっど! 龍太郎りょうたろんな くいっせ、よかにせになっどぉー!」

「お父さん、今は令和れーわやお。そんなこっ 言っとったら、時代に取り残されてまって、おんもへ ほかされてまうて!」

「う〜ん、おじさんらしいから、べつに良いんじゃないかな?」

「ほればっさ、佳鈴かりんん こげん言っちょっで、もんだいなかろぉがっ!」

「おじさん、ここでなら言っても良いけど、他でそんな事言ったらダメだからね?」

「わかっちょっ、わかっちょっど。ほかでは言わんじっ、あんしんせ。さすがにそんくれぇは、わっぜ分かっちょっでな」



なんで会話成立してんだよ……。


ほとんど何言ってるか分かんねぇぞ!?



「せばよ、そごのあげぇけに、あおっぺぇまなぐのおなごわらしだば、だだだ?」



困惑フリーズしてたらジイさんが私の方に指を差してきた。

なんだ!? なに言ってんだよ!?



「あ、えっと、この人はね、ご近所さんのセツさん。仲良しなんだよ!」

「ほぉ〜、近所きんじょのわらしが。わのまご仲良なかよぐしてけで、ありがどなぉ」

「まーまー、近頃ちかごろとげでは近所きんじょの付ぎ合いもってらって聞いでらども、ほんに、まご仲良なかよぐしてけで、ありがどなぉ」



な、なんか感謝されてるけど………なんでだ??


とりあえず、社交辞令を交わした方が良いのか??



「い、いや、お気になさらず、」

「だいっが、おまんさぁごたる むぜにょごは 見たこっなかど! 手足てあしんも スラッとしちょっ。どげんや? 龍太郎りょうたろぉ どんこほいにでも せんかぁ!」

「ちょ、おじさんそれはさすがにセクハラになるよ!?」

「ほうやおて、お父さん! 今時いまどき おなごに そんなこっ 言っとったら、おなわになってまって、がんこ えれぇことになるで、かんこーせなあかんて!」

「ないごて、ないごてっ! こげん むぜにょごが、わっぜ ちけぇ おっとじゃっど? おいは っちょっ うちに、ひまごぉ っくいっせ、にてぇもんじゃっどぉー!」

龍太郎りょうだろ佳鈴かりんも、おめェのまごでねぇべさw

ってが、せっしょにひまご ぐのわ、わだばなw」

「おっと、せば こげなこっじゃったがw

こりゃ わりこっ、わりこっ!ガッハッハッ!」

「んも〜、この二人は気が早すぎるよ〜」

「まんなぐ、うぢのおのこだぢだば、こげだもんだんすなぉw」

「まぁまぁ、仲ええのは ええこっちゃて。ほうやおねぇ」



えっと……ここは、日本…なんだよな??

え?なに?日本語ってここまで難解だったか?


私の知ってる日本語がほとんど無いんだけど!?


この爺さん婆さん達と会話を成立させてる佳鈴かりんってなんなんだよ………。


アメリカに迷い込んだ時みたいな疎外感そがいかん………。


どうしたら良いのか全く見当が付かず、私はただただこの日本語の会話をジッと聞いているしか出来なかった……。



そして、




ガチャっ




玄関の扉の開く音。


そして「ただいま」と聞こえてくる!


私は早足で帰ってきた人物のところへと歩を進めた。


龍太郎りょうたろう!」


そして呆れ顔の龍太郎りょうたろうに、


「助けてくれ!!」


助けをうた。

津軽弁、秋田弁、薩摩弁、美濃弁の混合方言会話w


ムズ過ぎて書いている途中、台詞を声に出して読んで笑ってしまったw


と、とりあえず、今回は以上になりますw∠(`・ω・´)

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