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人外討魔伝記  作者: 一ノ瀬カイヒロ
第三章 穢れた胎の叫び
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第60話 鬼神の炎

ここは龍太郎の視点からです。


間に合え龍太郎!!

龍太郎りょうたろうside


龍太郎りょうたろう、右から来てる!」

「チッ!!」


早く佳鈴かりんが居るであろう学校に行かなきゃならねぇのに、死体達の襲撃頻度が高過ぎてなかなか前に進めない!


腐敗臭をらしながら不規則な動きでこっちを翻弄ほんろうしてくるうえに、斬れば死霊術を消す事は出来るが、黒く劣化れっかした血液までもらしてくるから始末に負えない。


どこの誰とも分からない死体なうえ、どんな病気を持ってるかも分からない。


ヤバい奴が用意した死体だ。


爆弾も巻いて妨害にも余念が無いし、何かしらの病気を持ってる死体かもしれない。下手すりゃその病気すらも俺達対策に強化してるかもしれない。血液を媒介ばいかいにした病気は油断ならないからな。


血がほとんど飛ばないように斬ってはいるが、間に合わなければ体術しかない。感触が気持ち悪いが、迫って来る火の粉を払うのにそんな事言ってられない。



けど…




「ハァ、ハァ、ハァ、ハァ、さすがに異常だろコレは………」





数の暴力が全くおとろえない。


死角から来るヤツは朱里しゅりが対応してくれている。忘れがちだが、コイツは陰陽術おんみょうじゅつに精通しているスペシャリストだ。最近は佳鈴かりんを守る為に結界を張ってたりしていたが、今は死体を浄化して消滅させている。


霊力のこもった紫色の火をまとった式神しきがみを放ってあやつるが、数に押し切られたら一分もたない。朱里しゅりは残り少なくなる呪符じゅふを節約しながら必死になっていた。


「あ〜も〜! 頭がおかしくなりそうよ!!」


まるで作業の様な同じ事の繰り返しに発狂し掛かる朱里しゅり


式神しきがみあやつるのは、針の穴に糸を通すように繊細せんさいで難しい。式神しきがみを潰されない様に敵の弾幕をくぐる事がどれだけ難しいか。常人なら脳が焼き切れてもおかしくない。


それをやりきる朱里しゅり


普段ポンコツ腹ペコの大食漢たいしょくかんなだけに、こういう所は頼もしい。


とはいえ、



「普段アレだけ食ってんだ!

ここで食った分働け!!」

「この鬼〜!!!」



鬼だよ、文句あるか!?


とにかく、この数の暴力をくぐらないと学校に近付けない。セツの奴が大半を引き受けてくれているとはいえ、やはり数がヤバい。


際限無さいげんなく来る上に……




ピッ




対応に遅れて死体に巻かれている爆弾の起爆装置が作動して自爆に巻き込まれる。


俺は爆風で住宅の屋根に叩き付けられ、朱里しゅりは片手で簡易的に結界を張って爆風から逃れるが、式神しきがみへの意識が薄れてしまい、死体共に式神しきがみを潰されてしまった。


そしてまた別の角度から死体共が襲いかかってくる!!


「くっ…そがぁっ!!!」


迫りくる死体共を影現かげうつつかわし、容赦無く斬る。が、さばききれない!!


たまらず俺は斬り刻みながら後退してしまう。


佳鈴かりんへのあせりに思考しこうが浅くなり、視野しやも狭くなる。

このままじゃ時間がいくつあっても足りない!


どうしたら良い……どうしたら……!!


戦いながら考えるも、死体共をさばくのに精一杯。虫みたいに殺虫剤()いてくたばってくれればどれだけ楽か!


そんな余計な事を考えてると、もう目の前まで死体が迫って来てる!


「チッ、人外滅討術じんがいめっとうじゅつ


ギリギリまで引きつけ、再びで影現かげうつつで死体共をけると同時に、鬼の力を込めた胴抜どうぬきを叩き込む!!


影現かげうつつ·ざん!」


複数を巻き込んでの胴抜どうぬきで一気に数を減らす。少しでも活路を開いていく。


朱里も新たに式神しきがみを作るために、形代かたしろを手に取って息を吹きかけて呪文を唱える。



(てん)(きよ)め、()(けが)れを()()くせ


月光(げっこう)宿(やど)(たましい)紙形(かみがた)(つど)


青龍(せいりゅう)(いき)白虎(びゃっこ)(つめ)(じゃ)()(ちから)


朱雀(すざく)(つばさ)玄武(げんぶ)(こう)聖火(せいか)(とも)


(あやつ)られし死魂(しこん)(きよ)めの(ほのお)()


()(めい)(したが)い、(じょう)(ほむら)(はな)


天地(てんち)(ことわり)永遠(えいえん)(けが)れを(はら)


急急(きゅうきゅう)如律令(にょりつりょう)浄魂(じょうこん)式神(しきがみ)(いま)()まれ!」



片手でそれぞれセーマン(五芒星を指で切る)、ドーマン(格子状に指で9回切る)を刻み、式神がそれぞれ、玄武、朱雀、白虎、青龍の姿を形取り、紫の炎をまとって死体共に突っ込んでいく。


大群に風穴かざあなを開けるが、一瞬で数が埋めていく。


きりが無い。


(くそ……っ!)


悪態をつく暇もなく、死体共がまた突っ込んでくる!!

だが今度は朱里しゅりを無視して、俺に一直線にやって来る!!


すぐに回避かいひしようとしたが、左足に鋭い痛みが走った。さっき胴抜どうぬきで横一文字よこいちもんじに斬り飛ばした死体共の数体が噛み付いていた!!


(何匹か仕留め損ねたか!?)


直ぐ様刀で薙ぎ払って除去したが、それがロスタイムを生んでしまった!


「ッッッ!!」


回避かいひに間に合わず、俺は死体の群れにつぶされ、そして………



ピッ



死体に巻かれた爆弾が一斉に爆発した。




龍太郎りょうたろうーーー!!」




朱里しゅりの声が遠くに感じる………。


咄嗟とっさに鬼の力を身体に覆って命に届かないとはいえ、衝撃や熱波は俺の身体にダメージを負わせる。


おまけに死体に噛まれた時に、この死体共がやった所業しょぎょうの一部を幻影で見せられた。



殺人、強盗、恐喝、窃盗、詐欺、婦女暴行、放火、密輸。それらを笑ってやってきていた。



どいつもこいつもロクでもない事をやらかしていた、言わば犯罪者と呼ばれる人種。

死霊使い(ネクロマンサー)だからだろうか、死んだ後こうやってF,Eとかいう奴に働かされている。


ふざけんなマジでクソが!


こんな連中に、佳鈴かりんを助けるのに邪魔されて………。


自分自身に怒りを覚える。

ぬえを倒したあと、あの時の火を生み出した時を思い出しながら、佳鈴かりんが寝静まったあと、人気の無い所で鍛錬していた。


だが、あの時みたいに、俺は火を生み出せなかった。

火種が必要なのかと思って色々試したが、あの時みたいに出来なかった。


多分、アレは俺が()()()()()()()()だ。



なんで……手が届かないんだよ



力を渇望かつぼうして、自然と手を伸ばしてしまう。



そうだ………オレは、鬼なんダ


力が無キャ、誰モ、何モマモレハシナイ


佳鈴カリンモ………うしなっテしまう


力ヲ、     


        チカラヲ!!


モット     




           チカラヲ!!!










自分の身体が、変化していく様だった。


敵を倒すという思いだけが強くなり、何を守るのか……忘れ欠る。


だが、俺の伸ばした手を、誰かが握りしめて引っ張ろうとする感覚が伝わった。



『…………!!』



声が聞こえる


けど、誰の声だ??


『……し………くん…!!』


細い…か細い手が、力いっぱいに俺を引き上げる。


ゆっくりと死体の中から抜け出した俺は、細い手の持ち主の姿を見て目を見開いた。




死んだはずの幼馴染みの莉桜りおだった。




『おね……い、佳鈴かりんちゃ……を………』




よく聞こえない。何を言って……







『お願い、佳鈴かりんちゃんを助けて!!』






!!!!


莉桜りおが抱き着いてきた。

必死の顔で、涙をいっぱいにして



龍太郎りょうたろうくん、お願い!龍太郎りょうたろうくんの力で、佳鈴かりんちゃんを助けて!!!』



莉桜りおが………光になって消えていった……。





ドクンッ





莉桜りおの思いが、染み込んでくる。


自分のせいで、佳鈴かりんが傷付いた。


だから、佳鈴かりんを助けて。




……一番傷付いてるのは、お前じゃねぇか莉桜りお


自分じゃどうしようもなくて、今、自分の姿をした妖魔に佳鈴かりんが襲われようとしてる。



分かったよ。


佳鈴かりんは助ける。


そして、莉桜(お前)も助ける。

だから莉桜りお、俺に…力を貸してくれ!!







大通連ダイトウレン





チリ…




羅刹紅蓮ラセクグレン




死体共に圧し潰さた俺は、その死体共をはじき裂いた。腐肉や黒く劣化した血が雨のように降りそそぐが、オレは空気のまくで自身をおおって血の雨を防ぐ。


「ッッッ!! 龍太郎りょうたろう!?」


死体がぜ、その中に異常な鬼の力を放つ俺がたたずむんでいてた。


紅い眼がさらに紅く、禍々しくきらめき、全体の雰囲気も禍々しさをながしていた。


朱里しゅりは俺の力が暴走でもしたのかと思ったが、俺がそれを否定した。


「大丈夫ダ、頭ハハッキリシテイル」


これは少し、慣れるまでに苦労しそうだな。

まさか、俺の鬼の力がここまでとは思ってなかった。


見上げると、空をおおう死体共が一斉に俺に向かってくる。



だが、問題無い。



「邪魔ダ」



刀を上段に構え、鬼の力を刀に込める。


鵺と戦ったあの時、俺は刀に火を纏わせた。


だが、この刀には()()()()()()()()()()


この刀は、()()()()()()()()()()()()()を持っている。


あの時、俺は刀に鬼の力を過剰かじょうに流し込んで、僅かながらこの刀の力を引き出し、周囲の火を巻き込んで刀の力を使う事が出来た。


あの偶然で、俺はこの刀の事を勘違いしてしまっていたんだ。


そして少し思い出した。

俺の、鬼の力の事を。



人外滅討術ジンガイメットウジュツ



俺の鬼の力、()()()()()()()の力。



羅刹紅蓮ラセクグレン·千鬼一閃センキイッセン



刀身から羅刹紅蓮(真紅の炎)き出す。


それを、振り降ろす。



風によって勢いを増した真紅の炎が、俺の視界内の死体を全て消し飛ばし、真紅の炎によって焼き消されていく。


(コレは………!!)


朱里しゅりが目を見開いて驚いていた。


俺は構わずに走り出す。



そしてまた迫りくる死体を一振り、二振りし、1000、2000の死体を滅却する。



死体共の群れに大きな風穴を開けまくり、この鬼の力…羅刹紅蓮(らせくぐれん)の使い方も分かってきて、たかぶっていた気が徐々に落ち着いてきた。


このまま滅却しながら…っと行きたい所だが、まだまだ向こうの群れの方が多い。

もう一度、羅刹紅蓮らせくぐれんを振り降ろそうとしたが、後ろからバイクの音が猛スピードで近付いてくる。


セツが追い付いてきた!!


「とんでもない力を使ってるな!?

とりあえず乗れ!!」


バイクもセツ自身も死体の血をびにびまくって真っ黒だった。少し乗るのに躊躇ちゅうちょしてしまったが、一刻も速く佳鈴かりんの元に行くために、俺はセツの後に乗り込んだ。


身体強化して走ってはいたが、大分死体共に手こずってしまったな。


バイク(X4カスタム)に乗ればやはり速いが、それでも死体共は執拗しつように襲いかかってくる。



運転の邪魔だ!!



俺はバイクシートから立ち上がり、羅刹紅蓮らせくぐれんをの一撃を振るってまた風穴を開ける。セツも左手の大型拳銃(グリズリー)で弾幕を張って足止めをして死体をバイクでいて行く。


そしてようやく学校が見えてきたが、ここで隣を飛んでた朱里しゅりが学校周辺の異変に気付いた。


「うそ…アレって………!!」

「どうした!?」

「学校の周りだけ、霊脈の力がいちじるしく弱くなってる!なんて器用なことを……!」


この空間は、F,Eが霊磁場を利用して緻密ちみつに作り上げた擬似魔界。

簡単に言ってしまえば、ここは俺達の普段いる現実世界とは切り離されていて、通常ならこんなもの作れば現実世界に干渉する事は出来ない。


2次元が3次元に干渉する事が出来ないのと同じだ。


だがF,Eは、この擬似魔界を作る前に霊脈に死霊を使って干渉して、そのまま死霊をバイパスに利用して霊脈の力を引っ張って、その力で霊脈結界を構築。それと同時に、さっきから俺達に突っ込んでくる死体共の死体を霊脈の力で精製して死霊を宿らせて放つ、言わば死体の無限湧むげんわきスポットを作っていた!



どうりで潰しても潰しても出てくる訳だよ!!



「あの霊脈結界を破るには、霊脈の力を流してる死霊(バイパス)を潰す必要があるわ!! セツ、手伝って!」

「了解!」

龍太郎りょうたろうは私達が死霊(バイパス)を潰したら、結界を全力で破壊して!」

「ああ!!」


セツがバイク(X4カスタム)のアクセルをさらに開いて、ギアを最大にまで開き、さらにスピードを挙げて向かってくる死体の大群に突撃する!!


「飛ぶぞ!朱里しゅり、お前に合わせるからタイミングは任せるぞ!」

「ええ!アンタもポカしないでよ!」

龍太郎りょうたろうは道を作ってくれ!」

「ああ!」


そして、猛スピードで突っ込むバイク(X4カスタム)は前輪を上げ、ニトロを起動して爆発的に飛び上がり、死体の群れが目前に迫った!


「シッ!」


俺は、バイクシートに落ちないように立ち上がり、羅刹紅蓮らせくぐれんの炎を纏わせた居合いを放つ!


真一文字まいちもんじに斬り裂かれた死体共。


その死体達の上を、バイク(X4カスタム)で走る!

そして一直線に学校へと突き進み、ついに学校を目前にした!!


そして、例の霊脈結界も!


結界を視認したセツと朱里しゅりは、目標とした死霊のバイパスに向けて準備を始めた!




(てん)(きよ)()(きよ)めよ、死魂(しこん)(けが)れを(ほむら)(かえ)


青龍(せいりゅう)(いき)朱雀(すざく)()式神(しきがみ)特攻(とっこう)(めい)(あた)


白虎(びゃっこ)(つめ)玄武(げんぶ)(こう)死霊(しれい)()(すす)


(あやつ)られし亡者(もがら)聖火(せいか)(はぜ)(ちから)(つつ)


()()(したが)い、自爆(じばく)(ひかり)(はな)(きよ)めよ


(たましい)(くさり)()ち、(ほのお)()(しず)


天地(てんち)(ことわり)永遠(えいえん)(けが)れを焼き(つく)


急急(きゅうきゅう)如律令(にょりつりょう)浄魂(じょうこん)式神(しきがみ)(いま)(はぜ)よ!」




(やみ)門開(もんひら)け、深淵(しんえん)(うず)死霊(しれい)(くら)()くせ


黒炎(こくえん)(じゅ)、この弾丸(だんがん)(ふか)刻印(こくいん)宿(やど)


奈落(ならく)(くさり)(しば)られた(たましい)(そこ)なき(やみ)()


憤怒(ふんぬ)咆哮(ほうこう)亡者(もうじゃ)無限(むげん)虚空(こくう)()()


(われ)()硫黄(いおう)により、この()より永劫追放(えいごうついほう)せよ


()(こえ)(ほう)()(しるし)(かぎ)魔界(まかい)(もん)()ざせ


深淵(しんえん)(ことわり)永遠(えいえん)現世(げんせ)から()てよ


()れ、()れ、()れ! 深淵送弾(しんえんそうだん)(いま)(はな)(くら)え!」



互いがそれぞれ呪文を唱え、禍々しい力と清い力が集まる。



朱里は精製した4体の式神しきがみに、セツは左手の大型拳銃グリズリーに力を込め、目標へと狙いを定める。




「今よ!!」




朱里しゅりが合図を出し、グラウンドのある一箇所に向けて銃弾と式神しきがみが飛んでいく!


セツの魔術が込められた銃弾が直撃すると、魔術が展開されて、死霊達がえげつない速度で存在崩壊を起こし、朱里しゅり式神しきがみが自爆して浄化の力で死霊しりょうを消し去っていく!



パキっ!



霊脈結界に早速ヒビが入った!!


俺はかさずバイクシートを蹴り、ヒビに向かってぶ!


人外滅討術じんがいめっとうじゅつ


今持てる全力の力で、俺は刀を振り降ろした!!


「九字切り羅刹紅蓮らせくぐれん!!」


真紅の炎で九字を切り、結界が音を立てて砕け散る!!


「!!!」


そして、結界の先に、シャツをはだけさせて机に固定されている佳鈴かりんを見つけた!

それと同時に、動けない佳鈴かりんに手を伸ばす純也じゅんや………アイツ、何やってんだ!!!


俺はいきおいのまま教室のガラスを蹴り破ると同時に、純也じゅんやの頭を思いっ切り蹴り抜いた!!



ボキッ!!!



蹴り飛ばされて、反対側のガラスを破って廊下の壁に首が変な方向に曲がりながらメリ込む純也じゅんや

そして少し遅れてバイク(X4カスタム)ごと別の窓ガラスを突き破って入ってきたセツたが、バイク(X4カスタム)ごと入ってきた余波よはいくつか机と椅子を弾き飛ばし、それが壁にメリ込んだ純也じゅんやを追撃した。


そんな純也じゅんやを、ちょっと驚いた顔をした……莉桜りおの顔をした妖魔が呟いた。


「あらら、可哀想」


呑気に足をプラプラさせて机の上に乗って純也じゅんやの惨状を呟くと、奴に向けてセツが銃弾を連射する!


だが銃弾は何かに阻まれて弾頭が潰れ、弾丸は床に落ちていく。


俺は佳鈴かりんの体を固定している死霊しりょうを斬り裂き、佳鈴かりんかかえて後方に跳んで妖魔から少しでも距離を取る。


佳鈴かりんっ!大丈夫か!?」

「りょ…たろう………?」


一瞬の出来事に涙目でポカンとした佳鈴かりんだったが、自分が安全なんだ、助かったと認識した途端とたん、ボロボロのグシャグシャな表情で俺に抱き着いてきた。


「りょうだろう…! りょうだろうぅ〜〜っ!」


心のかせが外れたようにワンワンと泣きじゃくる佳鈴かりん



いったい………どれだけ怖い思いをしたんだ…………!!!



俺は、今だに余裕の表情でコッチを見ている幼馴染みの姿をした妖魔を睨み付ける。



絶対に……叩き斬ってやるっ!!!


間に合った!!


ちょっとだけ龍太郎の力のネタバラシ(⌒▽⌒)

知ってる人はいるかな?


今回は以上です∠(`・ω・´)

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