9 作戦立案
毎週日曜日と水曜に投稿するようにします。
----------------ガンド----------------
イライラする。ほんっとうにイライラする。
俺の親父の目的は、Eクラスに入って、派閥を作り、上にみとめてもらうことらしいが、それでも嫌なものは嫌なのだ。
だから、Eクラスでも憂さ晴らししている筈なのに、
なんであいつは!
あんなに調子に乗ってるんだよおおおお!
---------------バッファロー----------------
「で、結局どうしようかな?」
部屋で1人愚痴る。
今何故か、モートンたちが俺を担ぎ上げて派閥争いが起きているらしい。
不思議なものだ。欲のない俺が、リーダーと対等以上に渡り合っているのだから。
俺が後衛になって無双するかな?
格上げは、正直言って使い所ではゴミ以下になる気もする。
だが、俺は、暇だったのだ。ああそうだ暇だったとも!
仕事はめっちゃ久しぶりだったから、もう家でアニメ 漫画 小説見漁ってたんだよなぁ、、、
ともかくとして、戦術は基本的に「俺だけが後衛をする」でいく!
----------------ガンド----------------
「おい、お前らいい案はあるか?」
「定番でいいじゃないんですかね」
この学校では、駒戦争の定番というものがある。
「まあそうだな。前衛後衛半分ずつで1人につけ。一番優秀なところだけ遊撃隊にする。」
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翌日、
「これって大丈夫なんですかモートンさん?」
「それとも我が師匠を信じないのか?」
まあそりゃあ後衛1人だしね。
「大丈夫だ俺を信じろ。
第一広範囲に使えるように、工夫しているからな」
「さすがですね!」
「まあな」
「師匠、これからどうします?」
「練習だな。」
「全員剣が使えますしね」
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『ゴーレム召喚』
訓練場に移動した俺は、とりあえず、訓練相手になりそうなのを召喚した。
「なんですかこれ!めっちゃ強いじゃないですか!」
「駒戦争では、魔法や、召喚などの使用が認められているんだよ。
だからこういうこともできる。」
「流石です師匠。」
こういうところを手放しにさすししょしてくるのは照れちゃうなぁ。
「精霊をエンドレスで召喚し続けられるくらいはあるけど、
大規模魔法、黒紫炎を打ったほうが圧倒的に効率がいいからな。
ただこういう場面や集団戦では役に立つ。」
「流石です師匠。」
あーはいはいわかってきたしな
最初の方は異世界スローライフ的なものもいいかなと思ったが
俺の欲望の捌け口が見つからないな。
俺は正真正銘神になる。
「師匠〜大丈夫ですか〜?」
「何か?」
「師匠が反応しないからですよ。しかも怒気を孕んでいるんですから!」
「む、すまないな」
「はあああああ、驚かせないでください。」
「ゴーレムに勝てたのはごく一部ですよ。」
「まあ俺が身体強化をかければ、全員楽勝だろうがな。」
「師匠、あれは規格外です。」
「お前が本気を出したら、技術や力では俺に勝るだろうな。
結局、力と魔術でしか判別できない奴らだ。」
「そうですね、スキルを考慮しての、異常事態ですからね。」
「ああそうだな。」
「師匠は何を目指しているのですか?」
「俺か?
俺は、、、秘密だな。他人に教えられるものではない」
「そうですか、俺は師匠が、目指しているものになれることを祈っています。」
「はっ、真面目な奴だな、お前は」
「お褒めに預かり光栄です。」
「そうか、、、」
俺の部下にもこいつに似た、やつがいた。奴には申し訳ないけどな
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Cクラスとのバトルが始まった。
「行けっ!大炎団」
「なっ!」
「ふんこれくらい当たり前よ!」
「まあいい。これくらいハンデだな。」
「舐めたこと言わないでほしいわね。あなたたちのチームの大半はのしてるわよ」
「はあ、この間抜けが。それ含めてハンデと言ったのが聞こえないのか?」
「ふざけた真似をっ!」
「美形が台無しだぞ」
美形だがニニほどでもないな。
「殺してやる!」
「やってみろよ」
広範囲身体強化暗号魔法を掛けた。
その瞬間全員が、目にも留まらぬ速さでかけていった。
そして今、俺たちは、圧倒的な勝利を手にしたのだった。
「嘘?」
モートンに瞬殺された彼女は試合後に困惑の言葉を口にする。
「当たり前だ。師匠の身体強化はすごいからな。」
「ま、当たり前かな!」
「ここまで、身体強化で差がつくだなんて、おかしい!」
「ここは魔法を軽んじているわけじゃないだろう?」
「ふん!ここは騎士の学園よ、剣聖様に習っているに決まっていまるわよ。」
「その上の剣王を俺が魔法で倒したのにか?」
「え?」
「そんなこともしらなのか?」
「本当に?」
「少なくとも師匠はそれくらいの実力はある。」
「嘘!?」
ベタ褒めされるな
「まあそういうことだ」
「ねえ君?」
「誰ですかって、学園長??」
「Sクラスに編入しないかい。」
「えっと、構いませんけど、モートンも連れて行ってくれませんか?」
「いいわよ。彼の実力も相当だったしね。」
「ありがとうございます。」
おそらく思っていたが彼女はエルフだろう。
「ところで来学期からですか?」
「そうじゃないと納得しない人もおいだろうしね。」
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そんなこんなあって駒戦争が終わったわけだが、
「なあニニール、一ヶ月経ったんだし、どうなっているか見に行かないか?」
「何を?」
「商会だよ。」
「資金を手に入れるために必須だからね。」
「今更だけどなんの資金なの?」
「弱者救済の教会。」
「はぁ⁉︎急に何を言い出すのよ!」
「都市一個に一つは必要だろうし、村三つに一つはいる。」
「建物以外の人はどうするのよ?」
「村を救う旅をする。」
「なるほど、そこで旅をするのね。皮肉よねあなたと私を引き離した教会とは違うものの、
あなたが教会を作るなんてね。」
「そうだなぁ。」
「なんて名前にする予定なのよ?」
「聖教会?」
「なんであんあたが疑問系な訳って、、、まあどうでもいいわ。」
「そうなのか?」
「一応そこに与するとはいえそんなに大きく動く気はないわ。」
「ヘェ〜あっ、そういえば俺とモートンは、Sランクに上がるっぽいよ」
「そういう大事なことはもっと早く言いなさいよって、、、はぁ。もう諦めるわ。」
「?何を?」
「あんたには関係ないわよ。」
「急になんだ?」
「はあ、、、知らないっ!」
なんでこいつはこんなに怒ってるのだろうか?可愛い
「可愛いな」
「っ〜〜〜」
どこかに行ってしまった。
「どこにいくんだろう?」