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とある組織幹部の異世界転生  作者: ラララ
成り上がり系主人公
13/13

閑話 前世の組織のその後

章管理とか色々あって投稿します……

私はフィクサーのトップだ。

強く気高く、美しくあらなくてはならない存在だ。

この世界の話をよう。

この国は大日本帝國という国だ。

この国は、第二次世界大戦で、最後押し込まれた。

しかし、ある天才科学者が、ウランを利用し、ある、ばかみたいな火力を持った兵器を作り出したのだ。

こんな話は当たり前なのだが、それを、アメ公に、82発、撃ち込んだのだ。

そして、その天才科学者は、その頭脳で、ウランの後遺症の残留物で、人体にも影響を与える放射線物質を取り除くことに成功し、ヨーロッパと、アメ公と、南米と、アジアをてにいれた。

そして、最強の社会主義国であるソ連という、国との一対一になった。

そこで、大日本帝國最強の私が、ソ連で協会を作り、組織の尽力した。

そして彼は、私の眼の前を何気なく通り、そこに、幹部が激怒した。

その幹部に対して、「うるせえ、黙れ」

の一言で威圧し、圧倒してみせた。

そして、一目惚れをして無理やり組織に入れた。

しかし、そいつにはすでに想い人がいて、いっときの感情で、その想い人を殺してしまった。

いまでも、とても後悔している。

そろそろ彼が帰ってくる頃だろうか。

そういえばなぜこのようなこと思うのだろう?

いつもはこうではないのに。


『契約を執行しあなたを連れて行きます。』


「は?」


『中目黒様の契約によって連れていきます。』


「どういう状況だ。」


体の指導権が⁉︎どういうことだ!


「中目黒様の契約によりこの方をお守りする理由があるのが私なのですが?」


『関係ありません。私は最上位の死神です。』


「私は最上位の守護者です。」


くそっ。喋れない。


「あっ」


『ふう、顕現するのに少し手間取りましたがそれ以外では特に問題はありませんね。』


中目黒が執行獣をこの私につけるとかなんとか言ってたわね。


『お前は後回しですね。』


『今の間に逃げないと。』


「わ、わかった。」


--------------------------------


『さっさと処しますか。久方ぶりに血潮を浴びれます。』


狂気じみた笑みを浮かべながら建物の中に入ろうとする。


「おい止まれ!」


『黙りなさい。』


門番の首が跳ね飛ぶ。


『こっぱは全員消しますか。』


「おっとっと、流石にダメだぜそりゃあなあ。」


「そうだな!取り敢えずなんだ、中目黒か、ボスが来るまでこの場を持たせるっきゃない。」


『愚か、愚か、愚かですねえ!』


醜く死神の顔が歪む。


『その希望に私は召喚されたのですよ。残念でしたねえ。

中目黒様は命が命を犠牲に私を召喚したんですよ。』


「はあ、そんなのあるわきゃねえよ。

アイツのボスへの忠誠心は、一丁前だしね。」


全っくもってこいつの言っていることがわからない。


『嗚呼、事前情報不足でしたね。冥土の土産に教えて差し上げます。

あなたたちのボスが中目黒様をこの組織に引き入れた理由を分かりますか?』


そんなの


「「アイツに見どころがあったからだろ。」」


こいつわざと被せたな。と、俺らは睨み合う。


『そんな単純なわけないじゃないですか。

いやもっと単純かもしれませんよ?』


「「はぁ?」」


『ふふふ、あなた方のボスは中目黒様に一目惚れしたのです。

しかし、あの女は醜くも嫉妬して、中目黒様の想い人を殺害したのです。

ほら、単純でしょう?』


「はぁ

そしたら俺片思いでただ虚しいだけじゃんかよ。」


ため息にわかっているという意思が混じってる。


『さア抵抗を諦めなさい。』


「漢にはぁ諦めちゃあなんねえと気があんだ。

そうだよなK003?」


Kとは、幹部の頭文字、それ以上でもそれ以下でもない。


「俺たちは最後まで抵抗する。」


『くだらないですね。』


同時に地を蹴る。さすが、長年培ってきた技術というべきか。見事な連携である。

だが圧倒的速さと、力の前には無に等しい。

ただ、


「おいおい!互角でやってんじゃねえか。」


「最後の力試しとして、全てを犠牲にしても勝ちますよ。

この心臓が誰かの心臓になるのです。」


零とは言ってないのだ。


「よくやったわ。私は参戦するわよ。」


『私はやめておけと言いました。』


「そうね、だからって自分の部下をスルーなんてできるわけないじゃない。」


満面の笑みで   「「ボス!」」   という。


ただ現実は甘くなくて、


『感動していることを悪いですが守護神は処理をしました。』


「なぁ⁉︎」


「「ところで守護神ってなんだい?ボス」」


マータ被せやがったな、と睨み合う。対照的に、


「あっあっ……」


「ボス〜ボスらしくないよ。」


「あんたはいつまでも俺たちの憧れ。そうなんだろ?」


「嗚呼、そうだったわね。」


空元気なのだ。こいつらも。


『美しい、そして、とっっても美味しかった。ご馳走様。中目黒様。』


そう言って、やみ夜に溶けてゆく。

大量の血溜まりと、たった三つしか原型をとどめていない死体を残して。



--------------------------------



ああ、可哀想な子ら。

この子達をあの世界に連れて行って、あげちゃうぞ!

取り敢えず、置いといて、大魔法士として登場させようかしら。

自らの破滅の物語()を見るのがとっても楽しみだわ。





物語は主要人物の預かり知らぬところで進んでゆく。

そもそも文字通り()()()()()()()()()のだ。

だからこそ見落としている。女神は自城の訓練など見ない。

だから彼女も預かり知らぬものがある。

予見眼で見えるのはせいぜいその運命を見る程度。

だから()()()()()()()()()()()ことに気づかない。

ドラゴンエンペラーズは個々の戦力こそ強大だが、集団戦が苦手だ。

小鬼神軍団(ゴブリンズ)は、軍団戦や団体戦は得意だが、あまりにも一体一体が弱すぎる。

加えて神は全員平等である。なので、ドラゴン帝王と、()()は同等といえばわかるだろうか?

要は、軍の強さは神の序列だ。しかし、()()()()()()()()()1()0()0()0()()()()()()()()()()()()()、と思われているのだ。

だからこそ軽んじられているのだろう。

小鬼神軍団(ゴブリンズ)よりも少なく、ドラゴンエンペラーズよりも一体一体が弱いと。

しかし、実は両方のいいとこ取りなのだ。

兎にも角にもこの時、女神は自軍最強の軍団を失う羽目になったのだ。

ここで処分が誰に下されるのか。それはまた別の閑話で紹介するとしよう。







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