10 推薦ランクアップS
毎週日曜日と水曜に投稿するようにします。
後、今回短めなので、2話連日投稿にします。
申し訳ない‼︎
で、結局のところニニはどっかに行ってしまったのだが…
『ピーンポーンパーンポーン
全生徒は中央広場に出てください』
魔物の大量発生の話だった。
この世界は、正確に言えばこの土地は、盆地なのだ。
他国との戦で有利なのだ。
天然の要塞なので、城を守るときは、有利だし、奇襲に出ても地の利がある。
なので戦争や、魔物とのたたかいに置いても有利である。
そして、今回魔物との闘いに、優秀な生徒は出てもいいということだ。
あまりにも今回の魔物の大量発生は、魔物が多く出現する可能性があるらしい。
なので、一人で、オーククラスと戦えるレベルの戦闘要員になりえる生徒を放っておけないらしい。
Eクラスでも五人でゴブリンを相手できるくらい強いしな。
Sクラスは、今回はトップクラス冒険者の、グロートブラックのSランク冒険者集団に組み込まれることになった。
Sランク冒険者の寄せ集めだ。チームとして、Sランク冒険者に認められている。
不思議なことに、この傭兵たちは、遊撃隊のようなもので、国の精鋭たちには勝なわないものの、国内ではやはりトップクラスの実力者達だ。
ここらへんがいいだろうと配属されたらしい…
このことを聞いたあとは主に、二二のご機嫌取りで忙しかったのだった。
ふう〜
今日も良い日だなぁ〜
横にはニニがいる。
今日もそこにニニがいることを不思議と嬉しく思った。
まあ服着てないけどねお互い!
そんなことはさておき、
「今日も体を作りに行くか…?」
どーんと扉が開く。
「師匠ぅ〜!
あっ…(察し)
お楽しみのところ申し訳ありません」
赤面してしまいそうだったがなんとか耐え、
「服を着てるから、少しあとでまた来てくれ」
「早くしてくださいよ!
今日は出陣の日なんですから。」
「あー悪い悪い」
モートンはそそくさ出ていった。
「ニニ置きてる?」
「んん〜」
「さっさと起きないとチュ~するぞぉ」
「おきない」
「はあ、今日は出陣の日だから早く起きないと怒られるぞぉ。」
「あと30分くらいあるじゃない。」
「あ、そっか。」
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20分後
「師匠ぅ〜
朝チュンは良くないですよ。
危うく遅れそうじゃなかったじゃないですか!」
「お、俺達はそんなことしてねぇぞ!な!二、二ニール!」
「そ、そうよ!」
「はぁ、僕も人のこと言えませんけど程々にしといてくださいよ。」
「んん〜〜聞き捨てならない言葉があったなぁ〜モートンも隅におけないな!」
「で、一体誰なの?」
「僕が負かしたСクラスの女子ですよ。」
「へぇ〜」
あの子なんだ。まあ意外じゃないよね。
「出発しますよみなさん。
命がかかる場所に今から行くのです。
決して生半可な覚悟で挑まないように、とのことです。」
「「「「「わかりました」」」」」
「それでは出発しますよ!」
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ねじ伏せるなら圧倒的な力を持って蹂躙してこい。
これが上から出た命令だ。
腕っ節だけで、神の騎士となった俺。人間からは、鬼と呼ばれるようなものだ。
正確には鬼神族というが…
鬼神族の中でも上位に位置した俺でもトップではないこの組織の力は何度見てもすごいと思っている。
が、しかし、戦功がないとこれ以上上にいけないことも確かだ。
だから従うとしよう。
神の騎士として…………




