──*──*──*── 野外音楽堂
ボート池から《 商店街 》へ向かって、楽器屋へ向かったセロとオレは、楽器屋の中に入って展示されている楽器を見て回った。
実際に楽器を触って音を出す事が出来る楽器が沢山あった。
楽器は買って貰わなかったけど、店内に貼られていたチラシを見て、セロとオレは再び野外音楽堂へ来ていた。
午前中は大道芸人達が色んな芸を披露しているのを見ていた。
午後からは音楽の演奏会をするらしい。
もう直ぐ始まるから、どんな演奏会を聞けるのか楽しみで仕方無い。
珍妙な死体を見ちゃったし、ボートも乗れなかったけど、音楽の演奏会もデートには持って来いなイベントだと思う。
楽器屋に行って良かった!
マオ
「 セロ、演奏会、楽しみだな♪ 」
セロフィート
「 そうですね。
楽器、買わなくて良かったです? 」
マオ
「 いいんだよ。
何れも高かったし、手入れが大変なんだろ?
刀の手入れは出来るけど、楽器の手入れはなぁ…… 」
セロフィート
「 手入れ不要の楽器を〈 テフの源みなもと 〉で構こう成せいしますけど? 」
マオ
「 要いらないよ…。
──あっ、演えん奏そう者しゃ達たちが出でて来きた!
始はじまるみたいだ 」
指し揮き者しゃらしい人ひとが観かん客きゃく達たちに会え釈しゃくをした後あと、音おとの試ためし弾ひきみたいなのが始はじまった。
見みてるだけなのに、ドキドキするなぁ〜〜(////)
試ためし弾ひきが終おわると、いよいよ演えん奏そうが始はじまった。
──*──*──*── 1時間後
演えん奏そう会かいは何なに事ごともなく無ぶ事じに終おわりを迎むかえた。
はぁ〜〜〜……近ちかくで聞きく演えん奏そう会かいって迫はく力りょくがあるんだなぁ。
聞きいてるだけなのに何なんでかハラハラしてたよ。
曲きょく名めいは分わからないけど、どの曲きょくもすんごく良よかった気きがする!
其それに最さい後ごの綺き麗れいな歌うた声ごえのお姉ねえさんの歌うたも良よかった。
寝ねないで最さい後ご迄まで聞きけたのは、野や外がいだからかな?
マオ
「 セロ、演えん奏そう会かい、良よかったな!
何なんか…不ふ思し議ぎな感かんじがするんだよな。
此これって、余よ韻いんって言いうのかな? 」
セロフィート
「 ふふふ。
楽たのしめて良よかったですね。
次つぎは何ど処こへ行いきます? 」
マオ
「 う〜ん、そうだなぁ……生き地じ屋やはどうかな?
色いろんな絵え柄がらの生き地じが見みれるから楽たのしいんじゃないかな? 」
セロフィート
「 では、生き地じ屋やへ行いきましょう 」
演えん奏そう会かいを堪たん能のうしたセロとオレは、野や外がい音おん楽がく堂どうを離はなれて生き地じ屋やのある《 商しょう店てん街がい 》へ向むかった。