♥ 森の中 2 / 未知との遭遇 2 / 観光デート 6
記者:D
「 先週も今日も被害者は行方知れずになってる冒険者だろ。
何かあるんじゃないのか? 」
記者:B
「 何かって何だよ? 」
記者:C
「 其を明らかにするのがオレ達、記者の役目だろ 」
記者:A
「 あぁ、そうだな!
写真は撮れたか? 」
記者:D
「 バッチリだ。
早く解決してほしいもんだよな 」
記者:B
「 誰でも良いから解決してくれないかなぁ… 」
記者:A
「 ──おっ、やっと刑事が来たぞ 」
記者達の会話を聞けて良かったのか悪かったのか……。
聞きたくない事迄聞こえちゃたよ……。
マオ
「 セロ……、ボート池に死体が浮いてた──って言ってたよな? 」
セロフィート
「 そうですね。
先週の死体も同様な状態だと言ってましたね 」
マオ
「 …………死体が浮いてた池でボートに乗るのって抵抗があるよな… 」
セロフィート
「 そろそろボート池へ行きましょう 」
マオ
「 えぇっ?!
行くのか? 」
セロフィート
「 ボート乗り場で当時の話を聞けるかも知れませんし 」
マオ
「 あ〜……乗る為じゃないんだな… 」
セロフィート
「 乗れるなら乗りたいです 」
マオ
「 …そですか…… 」
現場にやって来た数人の刑事が記者達と何かを話している。
4人の記者と数人の刑事と3体の死体を残して、セロが古代魔法を発動させた。
足下に転移魔法陣が現れて光る。
セロの結界魔法が発動してるから、此の光は記者達,刑事達には見えないみたいだ。
此の結界魔法を悪用したら、完全犯罪なんてやりたい放題だよな…。
今更だけどな!!




