♥ 芝生公園 3 / ピクニックランチ 3 / 観光デート 4
マオ
「 今日のセロは大胆だな(////)」
セロフィート
「 マオの一生懸命な気持ちに応えたかっただけです 」
マオ
「 セロ…(////)」
セロフィート
「 ふふふ♪
昼食も終わりましたし、次は何処へ行きます? 」
マオ
「 う〜〜ん…。
そうだなぁ…。
セロは何処に行ってみたいんだ? 」
セロフィート
「 ワタシです?
此の先にボートに乗れる池があるそうです。
ボートに乗りません? 」
マオ
「 ボートかぁ。
デートの定番だな!
良し、行こう!
オレがボートを漕ぐんだからな! 」
セロフィート
「 はいはい。
オールはマオに任せます 」
気持ちを新たにして次の目的地を決めたセロとオレは、公園の中にある池へ向かう事にした。
芝生公園から離れ様とした時、森の中で楽しそうに囀ずっていた鳥達が突如騒がしく鳴きながら飛び立って行った。
マオ
「 何だろう??
あっちって屋台公園の方だよな? 」
セロフィート
「 マオ、誰かが来ます 」
マオ
「 えっ?? 」
セロが言った後、森の中から人が走りながら出て来た。
慌てているのか、顔を真っ青にしながら全力疾走してるみたいだ。
マオ
「 どうしたんだろうな? 」
セロフィート
「 何かから逃げてるみたいですね 」
マオ
「 森の中で放し飼いにしてる動物でも居るのか? 」
セロフィート
「 鳥しか居ない筈です 」
マオ
「 じゃあ、何から逃げてるんだ? 」
森の中から出て来たのは1人や2人じゃなくて、数十人は居たと思う。
何かを頻りに叫んでいる。
「 ──誰か!! 警察を呼んでくれっ!! 」って叫んでる声が聞こえて来た。
警察ぅ??
何で警察なんて呼ぶんだ??
マオ
「 セロ…… 」
セロフィート
「 警察を呼ぶ程の事が森の中で起きたのでしょう?
警察が来る迄に時間はあります。
行ってみましょう 」
マオ
「 えぇっ!?
見に行くのかよ?
だけど、人目があるし、森の中へ入るのは目立つよ! 」
セロフィート
「 結界は未だ解いてません。
此のまま森へ向かっても誰にも姿を見られません。
安心してください 」
マオ
「 う、うん……。
でもさ、ボートデートもしたいし… 」
セロフィート
「 マオ、ボート池は無くなったりしません。
少し行くのが遅れるだけです 」
マオ
「 ……分かったよ… 」
オレが仕方無く承諾するとセロは、オレの頭を撫でてくれる。
子供扱い〜〜〜〜!!
何を思ったのか、セロが古代魔法を発動させる。
足下に転移魔法陣が現れて光った。




