♥ クエスト 5 - 8 / 8本首の大蛇を討伐,大蛇の眼球を回収しろ!
マオ
「 当分は幼獣と一緒なんだ。
幼獣はパワフルで元気過ぎるのに、病み上がりのメィデュードを入れて大丈夫なのか? 」
セロフィート
「 〈 合成獣 〉は丈夫でタフなのが取り柄です。
心配しなくて大丈夫です 」
マオ
「 そうなんだ 」
セロフィート
「 折角ですし、今夜は≪ 村落 ≫の民宿に宿泊しましょう 」
マオ
「 うん!
実はさ、此の≪ 村落 ≫の、のどかな雰囲気が気に入ってたんだ。
1泊だけじゃなくてさ、2.3日滞在しないか? 」
セロフィート
「 しません。
明日は別の依頼を解決させる為に≪ 村落 ≫を出ます 」
マオ
「 …………明日も依頼を解決させるのかよ…。
雪が降ってるのに! 」
セロフィート
「 当然です。
明日はコサグリッペ苔の採取に行きます 」
マオ
「 コサグリッぺ苔?!
其って確か……、断崖絶壁に生えてるんじゃなかったっけ?? 」
セロフィート
「 ふふふ。
マオ、頼りにしてます♪ 」
マオ
「 …………オレにコサグリッペ苔を採取させる気満々だな 」
セロフィート
「 分かります? 」
マオ
「 分かるよ!!
セロはオレ使いが荒いよ!! 」
セロフィート
「 そうです?
──では、今夜はマオを労うとしましょう 」
マオ
「 労う? 」
セロフィート
「 明日に差し支えない程度に『 いいこと 』しましょう 」
マオ
「 えっ?!
『 いいこと 』してくれるのか?!
良いの?? 」
セロフィート
「 構いません。
結界を張れば、声も音も漏れません。
今夜は楽しみましょう 」
マオ
「 う、うん(////)」
オレの左手の指にセロが右手の指を絡めてくれる。
セロと一緒に洞窟を出ると村長の家を目指して歩き始めた。
もう日が暮れ掛かってる所為なのか、森の中を歩いていても動物を見守っている村人達の姿を見掛けない。
自宅に帰ったのかな?
森を抜けると、次は畑の間を歩くけど誰も畑仕事をしてない。
村長の家に着く迄の間、村人の姿を見掛けなかった。
自宅で夕食もしてるのかも。
村長の家の前に着いた。
セロがドアをノックすると、暫くしてドアが開いた。
村長の奥さんに出迎えられたセロとオレは、家の中に招き入れられた。




