オージンが新聞を読み始めて5分後、オージンのテーブルへ淹れ立てのオリジナルブレンドが運ばれて来た。
丸盆にコーヒーカップを載せて運んで来たのはアチだ。
アチは「 御待たせ致しました 」と言いながら笑顔でコーヒーカップをテーブルの上に置いた。
勿論、アチの手作りパンケーキが盛り付けられたケーキ皿も置かれた。
オージン
「 待ってました!
アチさんの珈琲とパンケーキが食べれるなんて幸せです!
アチさんが宿屋に居いる間あいだは毎まい日にち、珈コー琲ヒーを飲のめて、パンケーキを食たべれるんですね! 」
アチ
「 オージンさんに喜よろこんでいただけて、アチも嬉うれしいです(////)」
オージン
「 アチさん(////)」
アチ
「 オージンさんは新しんカモッポゥロ聞ぶん・タイムズが好すきなんですか? 」
オージン
「 待まち合あわせをしている人ひとが居いて……。
約やく束そくの時じ間かんになる迄まで、食しょく堂どうで寛くつろぎながら待まっていようかと── 」
マチ
「 そうですか…。
あっ、オージンさんは、夕ゆう食げディナーはどうされる予よ定ていですか? 」
オージン
「 予よ定てい…ですか?
食しょく堂どうでいただこうかと… 」
アチ
「 まぁ!
本ほん当とうですか?
其それなら丁ちょう度ど良よかったです! 」
オージン
「 丁ちょう度ど良よかった…とは?
どうかしたんですか? 」
アチ
「 オージンさんに試ためしていただきたい椅い子すがあるんです 」
オージン
「 椅い子すですか? 」
アチ
「 椅い子すと言いうより、ソファーですね。
実じつはですね──、宿しゅく泊はく客きゃくの皆みなさんにも・っ・と・食しょく堂どうで寛くつろいでいただけないかって、此こ処この椅い子すを1人り用ようのソファーに変かえてはどうか──って話はなしが出でているんです。
候こう補ほのソファーが1脚きゃく届とどいたので、オージンさんに座すわり心ごこ地ちを試ためしていただきたいんです 」
オージン
「 オレで…良いいんですか? 」
アチ
「 オージンさんが良いいんです。
彼あの…迷めい惑わくでしょうか? 」
オージン
「 とんでもないですよ!
オレで良よければ協きょう力りょくさせてください(////)」
アチ
「 有あり難がとう御ご座ざいます!
ソファーを持もって来きますね 」
オージンの了りょう承しょうを得えれたアチは嬉うれしそうにテーブルから離はなれて行いった。
仲なか間まからの伝でん達たつ魔ほう法ほうで知しったのは、ターゲットが宿やど屋やカシペリザ亭ていの中なかに居いて、食しょく堂どうで夕ゆう食げディナーを済すませ、宿しゅく泊はく室しつへ戻もどったと────。
5日か目め、ターゲットは2人り仲かな良よく街まち中なかを観かん光こうしていた。
謎なぞの空くう白はく時じ間かんはなかったが、芝しば生ふ公こう園えんでのイチャ振ぶりを見みるに、やはりターゲットはデキているのだろう。
屋や台たい公こう園えんの方ほうで何なにか騒さわぎが起おきたらしく、オージンが少すこし目めを離はなした隙すきにターゲットの姿すがたは芝しば生ふ公こう園えんから消きえていた。
ターゲットを探さがしていた最さい中ちゅう、屋や台たい公こう園えんの森もりの中なかで冒ぼう険けん者しゃの死し体たいが発はっ見けんされ、大たい変へんな騒さわぎになっていた。
オージンが森もりの中なかで見みたのは男だん女じょ2人り組ぐみの冒ぼう険けん者しゃ達たちがチチクリ合あっていた様よう子すだったが、地じ面めんに転ころがっている死し体たいは何な故ぜか3体たい共とも男おとこの死し体たいだった。
下か半はん身しんだけを丸まる出だしにしており、立りっ派ぱな男おとこの象しょう徴ちょうを反そり立たたたせたまま奇き妙みょうな状じょう態たいで死しんでいた。
オージンにも3体たいの死し体たいの顔かおには見み覚おぼえがあり、屋や台たい公こう園えんのベンチに座すわり昼ひる食げランチをしていたターゲットの近ちかくで激はげしく揉もめていた冒ぼう険けん者しゃ達たちなのは間ま違ちがいなかった。
記き憶おく力りょくの良よいオージンが認みとめるのだから、3体たいの死し体たいは冒ぼう険けん者しゃなのだろう。
仲なか間ま同どう士しで2名めいの女おん冒ぼう険けん者しゃを取とり合あった末すえの結けっ末かだろうか。
物ぶっ騒そうな世よの中なかだ。
森もりの中なかにもターゲットの姿すがたは無なく──、伝でん達たつ魔ま法ほうで待たい機き中ちゅうの仲なか間まにターゲットを探さがしてもらった。
仲なか間まからの伝でん達たつ魔ま法ほうでターゲットがボート池いけに居いる事ことを知しり、目もく的てき地ちのボート池いけへ向むかうとターゲットが移い動どうする所ところに出で会くわした。
其それからはターゲットを見み失うしなう事ことはなく、オージンはターゲットの尾び行こうを順じゅん調ちょうに行おこなえていた。