──*──*──*── 廊下
セロと一緒にドアの中へ入ると、またまた受け付けカウンターで応対してくれた受付嬢のお姉さんと違う別の受付嬢のお姉さんが、ギルド長室へ案内してくれるらしい。
受付嬢Aのお姉さんが、ドアを閉めてくれて、ドアに鍵を掛ける。
セロとオレに会釈をすると、受付嬢Aのお姉さんが鍵を返しに行った。
受付嬢:B
「 ギルド長室へ御案内させて致します 」
セロとオレは受付嬢Bのお姉さんの案内で、ギルド長室へ向かう事になった。
マオ
「 お姉さん、受け付けカウンターで応対してくれた受付嬢のお姉さんはどうしたの?? 」
受付嬢:B
「 デリスの事ね?
デリスならセロフィート様からお預かりした報告書をギルド長へ持って行きました 」
マオ
「 そうなんだ?
報告書って急いで持って行くものなの? 」
受付嬢B
「 トラブル関係の報告書は特にね 」
マオ
「 そうなんだ… 」
セロフィート
「 今回の報告書に関しては、流石のギルド側も無視は出来ないでしょうね 」
マオ
「 動かなかったら? 」
セロフィート
「 冒険者ギルドは権力者と癒着している事になります。
権力に屈し、牙を抜き、気高き誇りを捨て去った飼い犬と言う事です。
鯔の詰まり、真っ黒黒の仲間です 」
マオ
「 其って……、今回の報告は、権力者の圧力で揉み消される可能性もある──って事か?」
セロフィート
「 そうならない事を〈 大陸りく仰こう神しん神しんジェジロエンダ様さま 〉に祈いのりましょう 」
マオ
「 う、うん… 」
受付嬢:B
「 セロフィート様さま,マオ君くん、ギルド長ちょう室しつに着つきました 」
受うけ付つけ嬢じょうBビィのお姉ねえさんがギルド長ちょう室しつのドアをノックして開あけてくれた。
セロとオレの順じゅんに入はいると、受うけ付つけ嬢じょうBビィのお姉ねえさんがドアを閉しめてくれた。
どうやら受うけ付つけ嬢じょうBビィのお姉ねえさんはギルド長ちょう室しつには入はいって来こないみたいだ。