♥ 警察署 3 / 署長室 2 / 毒殺未遂犯に会おう! 3
セロフィート
「 『 だって 』とは何です? 」
マオ
「{ セロの分のケーキが多過ぎるだろ!
オレのケーキは1個なのに何でセロにはケーキが8個もあるんだよ!
狡いだろ!! }」
セロフィート
「 ケーキの事はワタシではなく署長さんへ言ってください。
食いしん坊さんなマオにあげます。
好きなだけ食べてください 」
困った様に笑ったセロは、空になった小ケーキ皿とケーキが並べられている大きいケーキ皿を入れ換えてくれた。
マオ
「 セロ……。
全部良いの? 」
セロフィート
「 どうぞ。
ワタシの可愛いマオ 」
マオ
「 “ 可愛い ” は余計だ!(////) 」
オレが栗鼠みたいに両頬を膨らませてセロを睨むと、セロは声を出さずにクスクスと笑う。
「 そうでしたね 」なんて言いながら、オレを見て慈母神様みたいに優しく微笑むんだ。
本気で止めてほしい、其の笑顔!
押し倒したくなっちゃう!!
…………オレの力じゃ、セロを押し倒すより、反対に押し負かされるけどな!(////)
今はセロが譲ってくれたケーキを有り難く頂く事にしよう!
美味しいケーキちゃん達、こんにちは♪
そんでもって、秒でさよなら!
オレがケーキにパク付き始めると、セロと署長さんが話始めた。
署長さんは意外と若くて、40代前半って感じの色男だ。
オレのセロから溢れ出る魅力には負けるけど、男女関係無くモテそうな雰囲気を醸し出している。
色男を見る度、毎回だけどオレのセロに色目を使ったりしないか不安になって仕方無い。
世間では子孫繁栄の為に、男女で夫婦になって家庭を築いてるけど、御互いに円満な夫婦生活を続ける為に、どちらも愛人が居たりする。
其の愛人が独身の場合もあれば、家庭を持ってる愛人も居る。
御互いの愛人と家族ぐるみで付き合ってる夫婦だって居る程だ。
御互いの両親の仲が良ければ勿論、子供達も自然と兄姉弟妹同然の様に仲良くなる訳で──。
父親同士が愛人関係だったり、母親同士が愛人関係だったりする事もある訳で──。
色男ってのは同性にもモテるし、恋人候補や愛人候補になりたがる野郎共が沢山居る訳で──。
要は署長さんがオレのセロを密かに狙ってたら嫌だな〜〜〜ってだけの事なんだけど…。
だけど、オレの心配はどうやら杞憂みたいで安心した。
署長さんはセロを前にして緊張してるのか、表情が固い様に見える。
セロの “ 微笑みで威圧攻撃 ” を食らって億劫になってるのかな?
実際に “ 微笑みで威圧攻撃 ” なんて技は無いんだけど…。
署長さんは話し難そうな顔をしながら、何度も口を濁しながら、セロに話ている。
セロは紅茶を少量ずつ口に含みながら署長さんの話を聞いている。
立場はセロの方が有利みたいだ。
普通は逆なんだろうけど、どんな状況下でも主導権を握ってしまうのは、セロの凄い所だよな。
署長
「 ──との事が起きまして……、加害者との面会は出来ません 」
セロフィート
「 そうですか。
折角ギルド長に居場所を聞き出して態々足を運んで訪ねて来たのに…。
面会が出来ないのは残念です。
署長さん、毒殺未遂犯の遺体は見れます? 」
署長
「 は、はい。
其は可能です。
見られるのですか?
あまりお薦めは出来ませんが…… 」
セロフィート
「 警察署に未だあるなら顔を見るぐらいなら良いでしょう。
マオはどうします?
一緒に毒殺未遂犯の遺体を見ます? 」
マオ
「 …………見たくないに決まってるだろ…。
ケーキを食べてるオレの横でする様な内容じゃないだろ? 」




