♥ クエスト 1‐5 / 森を抜け、山を越え、地底湖から “ 聖なる雫 ”を汲んで来い!
セロフィート
「 そうですけど?
其がどうしました? 」
マオ
「 酷いだろ!
あんまりだよ!
再利用しろよ!
オレの努力を無駄にしないでくれよ! 」
セロフィート
「 分かりました。
“ 聖なる雫 ” ではなく、 “ 小汚ない唯の水 ” だと言う証拠とし冒険者ギルドに渡すとしましょう。
良いです? 」
マオ
「 小汚ない唯の水──って……。
信じてもらえるのか? 」
セロフィート
「 信じさせるに決まってます。
マオとワタシは初めて依頼を受けたのです。
普通に考えても、 “ 余所者が地底湖に何かを仕込む ” とは考えられません。
溶け掛けた氷を幾つか浮かせます。
態と腐敗させた子供の抜け殻も浮かせましょう 」
マオ
「 腐敗させた抜け殻を地底湖に浮かせるのか?
…………小汚ないどころじゃ済まないよ 」
セロフィート
「 少し大袈裟な方が、現実味が出て良いです 」
マオ
「 ……今迄の聖水を飲んだ事のある人が居たら、吐いちゃいそうだな… 」
セロフィート
「 其は其で面白いです♪ 」
マオ
「 …………悪魔め… 」
セロフィート
「 何を言います。
ワタシは健全な吟遊大詩人です 」
マオ
「 良く言うよ… 」
セロフィート
「 ──仕込みは済みました。
冒険者ギルドへ向かいましょう 」
マオ
「 うん。
えと…、宿屋に戻
セロフィート
「 そうです 」
セロは古
セロとオレの足
セロとオレの姿




