♥ エベトモダスト遺跡 14 / 遺跡デート 14 / 地下50階 3
其からはセロと手分けをして他の部屋を探して回った。
こんなデートは嫌だけど、オレは自分に「 此は宝探しだ! 」って言い聞かせながら頑張った。
セロとキャッキャウフフも出来ない死体絡みの臭いデートなんて、2度と御免被りたい!!
あれから幾つか部屋を見付けた。
部屋を見付ける度にセロは、古代魔法を発動させて、部屋の中身を其のままの状態で回収した。
《 創造主の館 》の中の何処かにある拷問器具を集めたコレクション部屋加わっているかも知れない。
何にも無くなった部屋は味気無くて遺跡っぽくない──って事で、セロが壁画と日本語の平仮名と片仮名を使って遺跡っぽく仕上げた。
此って歴史的文化財に対して絶対にやったらいけない事なんじゃ…。
抑、歴史的文化財の中に遺跡が入るのか分からないけど…。
マオ
「 セロ……遺跡の地下を勝手に変えちゃって良いのかな… 」
セロフィート
「 先程の実験室が発見される方が問題になると思いますけど?
現在の≪ ジェジロエンダ大陸 ≫には不要な技術力です。
悪用されない為にも回収すべきです 」
マオ
「 じゃあ、セロは悪用しないのか? 」
セロフィート
「 未熟で、粗くて、不完全な技術を悪用する趣味はないです。
完成品なら幾らでも用意出来ますし。
あくまでも展示品として利用するだけです 」
マオ
「 そうなんだ…。
セロなら完全な人間の標本を出せるんだな? 」
セロフィート
「 ふふふ。
見たいなら出しますけど? 」
マオ
「 見たくないよっ!!
気持ち悪いし、吐き気が…… 」
セロフィート
「 はいはい。
マオの苦手な物が増えましたね♪ 」
マオ
「 嬉しそうに言うな!!
……セロ、遺跡の探索,調査,地図の作成も十分なんじゃないのか?
予定より早いけどさ、ここいらで切り上げようよ 」
セロフィート
「 そうですね。
隠し部屋,隠し通路,隠し階段の類いも無いですし、どうやら此処が最深部の様です。
切り上げて帰りましょう 」
マオ
「 うん!
冒険者ギルドに寄るのか? 」
セロフィート
「 明日にしましょう。
宿泊室へ戻り、温泉にでも入りましょう 」
マオ
「 賛成っ!!
今日は残りの時間をゆっくり過ごしたいよ!
温泉を堪能した後に食堂で夕食にしような 」
セロフィート
「 はいはい。
宿泊室へ転移します 」
セロが転移魔法を発動させる。
セロとオレの姿が遺跡の最深部から消えた。




