セロフィート
「 はいはい 」
セロは芝生を一瞬で消してくれた。
〈 テフの源みなもと 〉に変へん換かんしたのかな??
怪かい物ぶつモンスター達たちの飛とび散ちった血ちが石いし畳だたみに乾かわいた状じょう態たいでこびりついている。
芝しば生ふが消きえて階かい段だんを探さがし易やすくなったけど……何なんか嫌やだなぁ……。
オレは必ひっ死しに階かい段だんを探さがすけど──、無ない。
何ど処こにも階かい段だんは無ない。
階かい段だんの「 か 」の字じも無ない。
オレは文もん句くを言いう為ために、セロが居いる場ば所しょへ向むかって歩あるく事ことにした。
ふと、石いし畳だたみに目めを向むけた時ときに窪くぼみを見み付つけた。
何なんの為ための窪くぼみなのかは分わからないけど、形かたちが気きになる。
自し然ぜんに出で来きた窪くぼみとは思おもえない。
人じん工こう的てきに作つくられた窪くぼみかも知しれない!
階かい段だんじゃないけどな〜〜〜。
オレは窪くぼみ何なんかよりも階かい段だんを見み付つけたかったよ!
何なにはともあれ、窪くぼみの事ことをセロに教おしえないとだ。
マオ
「 ──セロ、階かい段だんは無ないんだけど、変へんな窪くぼみを見み付つけたんだ!
人じん工こう的てきに作つくられた窪くぼみなんじゃないかな? 」
セロフィート
「 お手て柄がらかも知しれませんよ、マオ 」
マオ
「 お手て柄がら?? 」
セロフィート
「 不ふ自し然ぜんな窪くぼみは何ど処こにあります? 」
マオ
「 此方こっちだよ 」
オレは見み付つけた窪くぼみの場ば所しょへセロを案あん内ないした。
セロフィート
「 ははぁ、此これですか。
確たしかに不ふ自し然ぜんな窪くぼみですね。
他ほかには見み当あたりません? 」
マオ
「 うん。
回まわりを探さがして見みたけど見み当あたらなかったよ…。
窪くぼみにピッタリと合あう様ようなのも見み当あたらないし…。
一いっ体たい何なんの為ための窪くぼみなんだろうな? 」
セロフィート
「 窪くぼみと対ついになる物ものを入いれてみれば分わかります 」
セロの手ての中なかには窪くぼみに入いれる為ための物ものがある。
〈 テ原げん質しつフの源みなもと 〉で構こう成せいしたんだろう。
何なんでも有ありだ。
セロフィート
「 マオ、此これを窪くぼみの中なかへ差さし込こんで動うごかしてください。
マオ
「 オレがするのかよ… 」
窪くぼみと同おなじ形かたちをした棒ぼうみたいなのをセロから手て渡わたされたオレは、窪くぼみと同おなじ向むきに棒ぼうみたいなの── 「 棒ぼう 」って事ことにしようと思おもう ──を中なかへ入いれてみた。
奥おく迄まで入いれるとカチリ…と音おとが鳴なった気きがする。
棒ぼうを右みぎ側がわに動うごかしてみるとピクリともしない。
だから棒ぼうを左ひだり側がわに動うごかしてみるとクルクルと回まわせるぐらい動うごいた。
棒ぼうが止とまる迄まで回まわしてみる事ことにした。
棒ぼうが止とまると、カチリ…と音おとがなる。
棒ぼうは動うごかないけど奥おくからジィィーーーーと言いう音おとが鳴なっている。
マオ
「 なぁ、セロ……此これって何なんの音おとかな? 」
セロフィート
「 マオ、石いし畳だたみから離はなれましょう 」
マオ
「 えっ?
う、うん…… 」
セロに手てを引ひかれて窪くぼみから離はなれる事ことにした。
離はなれてから暫しばらくすると石いし畳だたみから、ゴゴゴゴゴ…という音おとが聞きこえて来きた。
石いし畳だたみが下したに沈しずみ出だす。
マオ
「 何なにが始はじまったんだろう?? 」
セロフィート
「 仕し掛かけ階かい段だんとは凝こってますね 」
マオ
「 仕し掛かけ階かい段だん??
石いし畳だたみが階かい段だいになるなんて凄すごい仕し掛かけを考かんがえる人ひとも居いるんだな。
でもさ、此こ処こって遺い跡せきだよな。
然しかも、地ち下か49階かいだろ。
こんな所ところに仕し掛かけ階かい段だんを作つくるなんて…。
一いっ体たい誰だれが手ての込こんだ仕し掛かけを作つくるんだよ? 」
セロフィート
「 遺い跡せきを作つくった人ひと達たちしか居いません。
目もく的てきは分わかりませんけど 」
マオ
「 そうなんだ… 」
セロフィート
「 マオ、下おりましょう。
此この下したがどうなってるか楽たのしみですね 」
セロフィート
「 そだな… 」
棒ぼうは石いし畳だたみに確しっかりと挟はさまっていて、同どう化かしてしまっているから取とれなさそうだ。
セロがオレに手てを差さし出だしてくれる。
オレはセロの手てを握にぎった。
セロがオレの手てを引ひいて階かい段だんに変かわった石いし畳だたみを下おりて行いく。
階かい段だんから足あしを踏ふみ外はずさない様ようにセロが明あかりで階かい段だんを照てらしてくれる。
此この階かい段だいは何ど処こ迄まで続つづくんだろう?
まるで螺ら旋せん階かい段だんだ。
マオ
「 セロ…」
セロフィート
「 マオ、着つきますよ 」
階かい段だんが終おわった先さきに広ひろがっているのはパーティーホールみたいな場ば所しょだった。
マオ
「 なっ……何なんだよ、此こ処こは?! 」