♥ 宿屋 2 / 宿泊室 2 / カモッポゥロ・タイムズ 2
セロフィート
「 完全に容疑が晴れた訳ではないですし、強姦殺人鬼なる犯人が捕まる迄は、容疑者候補の1人でしょうね。
今は観察対象として、張り込みされてると思いますけど 」
マオ
「 そうなんだ…。
じゃあ、事情聴取を受けた2人の女も容疑者候補なのかな? 」
セロフィート
「 そうでしょうね。
彼女達もパーティーを脱退している事が書かれてます。
脱退後の事は 『 知らない 』と証言をしたそうです 」
マオ
「 脱退したからって、白にはしてもらえないんだ…。
先ずは同じパーティーメンバーだったから容疑者として疑われるんだな…。
早く犯人を捕まえてほしいよな 」
セロフィート
「 そうですね。
犯人は警察に任せましょう 」
マオ
「 うん… 」
セロフィート
「 どうしました、マオ? 」
マオ
「 うん……。
森の中でオレが聞いた声って…悲鳴だったのかな──って思ってさ。
セロは『 空耳 』って言ったけど、オレは確かに聞いたんだ!
彼の時、確かめに行ってれば、若しかしたら……3人の冒険者は死ななくて済んだかも知れないじゃないかな? 」
セロフィート
「 手遅れでしたよ 」
マオ
「 手遅れって…どゆこと?? 」
セロフィート
「 言葉通りです。
マオが森の中で聞いた声の事を警察へ情報を提供します? 」
マオ
「 …………した方が良いとは思うけどさ、そんな事したら明日の遺跡デートはどうなるんだ?
出来なくなるんじゃないのか? 」
セロフィート
「 そうですね。
情報提供者も事情聴取を受ける事になりますし 」
マオ
「 そんなの嫌だよ!
オレはセロと遺跡デートしたい!! 」
セロフィート
「 はいはい。
では、マオの代わりに〈 器人形 〉に情報提供させましょう。
〈 器人形 〉を警察署へ行かせ、マオが聞いた声について証言させます。
警察が珍妙事件を解決させる重要な手掛かりを得られた事を記者に記事を書いてもらい新聞に掲載してもらいます 」
マオ
「 掲載って…。
そんな事したらを色々と拙いんじゃ…… 」
セロフィート
「 犯人に目を付けられるでしょうね。
最悪、命を狙われるかも知れません 」
マオ
「 セロ!
其って── 」
セロフィート
「 絶好のチャンスです。
情報提供した〈 器人形 〉を囮に使い、珍妙事件に関わる犯人達、若しくは仲間達を一網打尽にして捕まえます。
囮の〈 器人形 〉も確保に投入する〈 器人形 〉も全て戦闘用を使います。
エベトモダスト遺跡から帰って来た頃には、解決はしてなくても捜査は進展してる筈です 」
マオ
「 そうかな…。
そうだと良いんだけど…。
其にしてもさ、戦闘用の〈 器人形 〉を使うなんて大奮発だな! 」
セロフィート
「 此以上冒険者が減ると、冒険者ギルドも困るでしょうし 」
マオ
「 セロ(////)
ちゃんと人間にも優しいじゃないか! 」
セロフィート
「 優しい…です?
勘違いしないでください。
“ ガッポリ ” する為です 」
マオ
「 へ?
ガッポリ…??
何で其処に “ ガッポリ ” が関係するんだ?? 」
セロフィート
「 記事を見てください。
珍妙事件に関連する関係者に懸賞金が掛けられてます。
警察へ連行すれば、懸賞金が貰えます 」
マオ
「 貰わなくても好きなだけ増やせるじゃんか… 」
セロフィート
「 貰える物は貰います。
其と冒険者風の〈 器人形 〉には冒険者ギルドで冒険者登録をさせ、≪ 街 ≫を拠点に冒険者活動をさせてます 」
マオ
「 へ?!
〈 器人形 〉に冒険者させてるのか?! 」




