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なぜ中国人は、また生コウモリを食べたのか?

作者: ああ あいつ

 バリッッ ボリッッ


「やっぱ、コウモリはうめぇ。特に、フルーツコウモリは臭みが少なく刺身で食べるのが一番だぁ。」


 ここ武漢では、2002年11月から中国発祥のSARS感染により8000人を超える症例及び多くの死者をだし、世界中に大きく迷惑をかけたあの事例から8年経過後、一時は感染症の原因として禁止された多くの野生動物が市場に並んでいる。


「おお!周さん、今日も、生きのいいコウモリ入ってるよ!」


「本当か!じゃあ、二匹刺身でくいてーから、毛と内臓とってブツ切りにしてくれ!」


「あいよー!コウモリ食べたハクビシンの肉もあるけどどうする?」


「いやー、うちのかかあが、ハクビシンは子供の頃に食ったタヌキの味がするらしく、あんま好きじゃないってよ。」


「そりゃ残念、ハクビシンは夜の生活に効果的なのなー、奥さん喜ぶぜ!周さんも金玉って立派な名前もらってるんだ、名に恥じないご奉仕しなくちゃな。」


「最近、妻が咳き込んで病に臥せっちまってんだ。夜の営みも当分ないね。」


「そうか、奥さんも栄養つけないとね。病には生こコウモリが一番だ。はいよー!」


 周金玉は、8年前にSARSで両親を失くしたが、中国政府が発表した米国による破壊ウイルス兵器という内々で決定された偽の感染源を信じるあまり、後に武漢ウイルスと名付けられる新型コロナウイルスにより2週間後に亡くなる妻の死因を、夫の自分が毎日運んでいたとは、その一週間後に自分が死ぬまで気づかないままである。


 国的知能指数が低い一党独裁の中国では、己れの非は認めない文化であり、それ故に学ばないのである。


 今日も、コウモリの軟骨が、多くの中国人によって砕かれる音が響き渡る!


 バリッッ ボリッッ バリッッ ボリッッ

 バリッッ ボリッッ バリッッ ボリッッ


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