三章 知力が低いです
「ここが異世界か…」
気が付くと俺は何もない草原にポツンと立っていた。
「っ!あれが町か」
よく見ると遠くに進〇の巨人のような巨大な壁が見える。恐らくあれが町だろう。
―――――――――――――2時間後
「つ、疲れた…」
俺はやっと町に着いた。てか遠くね?
フャンタジー世界といえばやはり冒険者になりたい。
というわけでとりあえずギルドに向かおう。あるかは知らんけど、たぶんあるだろ。
ていうか町広いな。これじゃどこにギルドがあるか分からん。
とりあえず通行人に話を聞こう。
「すいません。ギルドってどこですか?」
「君、他所からきたのか?ギルドは突き当りを右だよ。」
「ありがとうございます!」
「おう!これからがんばんな!」
とりあえずギルドはあるみたいだ。良かった良かった。
――――――――――――――ギルド到着
とりあえず受付[ぽいところ]に向かう。
「あのー冒険者になりたいんですが。」
「新規登録ですね。まずは職業を決めましょう。」
キター!俺としてはやっぱり魔法使いが良い!
「ではこちらのギルドカードに触れてください。」
「はい。」
言われるがままにカードに触れる。おー光った!魔法ってすげー
「はい。結構ですよ。」
「えっと、トドロキ ハルトさんですね。」
「はい。」
「職業の希望は?」
「魔法使いが良いです!
「ウィザードですか…残念ですが…その…」
ん?なんだ?
「知力のステータスが低くてウィザードにはなれません。」
「トドロキさんがなれる職業は基本職のハンター。もしくは盗賊ですね。」
盗賊かぁ…まあしょうがないか。基本職は嫌だし。
「盗賊でお願いします。」
「かしこまりました。」
――――――――――――
「はい。手続き終了です。今からあなたは冒険者です!」
「ありがとうございます!」
よっしゃー!冒険じゃーい!
「あなた盗賊?良かったら仲間にならない?」
誰?
三章です。
四章では等々力君に仲間ができるかもしれません。できないかもしれません。