今川の影
永禄二年秋 四歳、この年尾張は豊作であった、関東駿河は凶作のためかここ熱田にも米の買い付けに関東圏の商人が毎日来ている、清洲の街にも最近は遠州訛りのものを頻繁に見かけるようになった
城に潜り込んで捕まった犯罪者がここの所よく磔にされてるのを聞く、
今川が動く準備を始めたようだ
あと半年かな史実では、どう対処したのかな、この戦い佐久間大学さん達喜之介さんの家族が大勢犠牲になる、助けられないだろうか、負け戦にもやり方がある上手くやれば救える、
ただ俺ーが未だ小さく自分で動けないことが問題だ
これまで沢山のことを教えてもらった、俺だけでなく伊助も一緒に教わった、もう一人友が出来た
元海賊であった志摩の豪族 九鬼氏の子で海王丸、港に遊びに出た時一人で数人と喧嘩してるのに遭遇
助太刀に飛び込んだ、全員をぶっ倒したあと3人して笑い合い、同じ歳でもあり意気投合その後なんとなくともに遊びともに学ぶ中となる
もっと沢山の仲間を増やさなければ
吉乃の母が信長の父に側室として入っていたが年明けに生まれるらしい
多分弟の茶筅だ史実通りのようだ、そろそろ俺のことがバレるのかもしれない
ここに移ってから、母へ月に一度手紙を送る事になった、こんなとこから足が付くという事に
ならぬ様、二人の気持ちもわかるが、文面には気を使う子供らしくないと少し凹んでる
あいつらと話していても、たまにジジくさいんだよお前の話はって突っ込まれる
中身はじじいだもんな、たまに腹がたつのを思い出してしまった
熱田の町
港からの帰り、またアイツと出会ってしまった
「チビ助三羽、まだこんなとこウロついてるのかよ!子供がいつまでもいていい時間じゃねえぞ」
「お前だってガキじゃんか!バカじゃね?」
「なんだと〜!真ん中の、小馬鹿にした目でいつもみやがって生意気なんだよ!」
「バカにバカといって何が悪い?」
「七之助やめろって!喧嘩売るなよ」
「三九郎、お前の方が年上だろう突っかかるのやめろよ」
あぁ〜まただなんで殴り合うかな〜〜中がいいんだか悪いんだか
また怒られちゃうよ(伊助)
なんとかしろよ(田三)
しょうがない行くぞ手伝え新之助(海王丸)
「奥山先生だ見られるとまずい逃げよう!七、九!」
「何〜」「やべぇ〜逃げよう!」