言葉
現代の言葉が浸透したのは戦後だ、共通語、明治になって中央圏語等の様に共通語が浸透しだした
戦国時代にその認識はない、武家言葉、京言葉が唯一の共通語に近いらしいが子供の前で話す者はいない
周りにその言葉を話す者もいない、京都弁には馴染みもあるがいきなり話すのはおかしい
当面は方言の勉強しなければ、いつか京都に!どっかのキャッチフレーズだ
内政をとかは不可能だ今は人間関係の構築が優先課題、外に出る事もできない、閉ざされた田舎の村では
何もできない日々、でも人らしい暮らしはできた、優しい母の元で
あの様子では母上も信長さんと、ああ、側室か、帰蝶の母上が居るんだ大丈夫なのだろうか、
でも確か弟が出来るはずだし史実と変わらねば、父との面会まで後一年母や兄弟達をなんとしても
救わねば、来年は確か桶狭間いまの俺にはなにもできないかな、
「勝家すまぬ、母の事、千より聞いてほしい、千この10日間のこと話してくれぬか」
「はい、勝家様、実は勝家様の帰った次の日殿が来られました、その間若は奥の部屋でじっとしてて頂きました、それからは毎日来られる様になり、側室にと言うお話になりました、このままでは、若の事
話さなければならなくなる、顔を合わす事なくいましたが今は、遠縁にと言い逃れました。今帰蝶様に、
事の次第を伝え昨日返事を頂きました、姉妹揃って殿の元に行くことに驚いた様ですが、正月にあった時の殿の様子からこうなると覚悟はあったそうです、若様の事は帰蝶様が殿に話しますとの事それまで頼みます
若の事勝家様だけが頼りです」
なんと言うことか殿が吉乃殿を側室にとは
これは我が身に代えても若を立派な武将に育てねば、既に嫡男は奇妙丸様と定められて小姓衆も付けられた
今戻り長男というわけにはいかん、妾腹の次男が妥当か
その為にも指南役を付けねばならん、守役は岡本に任すが、姉も隣に引越し不安はないまずは未だ目立たぬ程度に人をつけよう、学友となるものも必要だ
「七之助様、よく分かりました、守役は岡本に任せます、なんでも言ってください、
それと、後小姓に奥山喜之介を付けますので連れてきます、来年元服の予定ですが
先日までの10年間京にて公家の作法の勉学に行っておりました、
実家は佐久間家で、代々家老職で、取次ぎも多く、田舎者と見られ恥をかかせない為の修行です
殿との面識も御座いませんので、ちょうど良いと大学殿に頼み元服までの小姓の勉学の為と頼みました、
後一人、隣に家臣の渋川を住まわせてます、妻はワシの姉ですので安心してください、息子の伊助が未だ3歳甥っ子ですので良き友となると思います、
今日はお疲れでしょうゆっくりお休みください、明日またきます」
勝家は家人に何か指示した後、帰って行く
奥山殿かどんな人だろう、京言葉を使えるのは助かる
それに小姓か、これで少し手を広げられるかな〜〜楽しみだ