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再会

母に会うのは二年ぶりである、訪ねて来てみると、もう一人居ました

「母上、お元気なご様子安堵いたしました、弟が生まれたとの事、会いたく思ってました、

そちらのお方はどの様な?はじめまして三七と申します」

涙を浮かべ微笑む二人

「七之助、大きくなりましたね、言葉遣いも、振る舞いもしっかりとしてもう二年になりますか、

もう会えぬものと覚悟していましたが、そなたと話せた事嬉しく思います、此方は帰蝶様です

貴方を本当のお母様です、貴方を私に託された」

帰蝶の母にははじめて、会いました。じっと見つめています

「帰蝶母様ですね、初めてお会いします三七です、いつかお会いしたいと思っておりました」

確かにこの人から生まれたのですが、俺自身中身はおじさんだし、子供である事に、今は慣れたが、

でもこの時代の女性はしっかりしてる年齢は20代前半ぐらいだよな確か

「三七ですね、…苦労させましたね、………母と呼んでくれるのですか」

それから小一時間ママでのことを話していると

「御方様、起きましたので連れて来ました」

赤子を抱いて来ました、笑い声が近ずいて来ます

「茶筅ですね、はじめまして三七だよ〜仲良くしようね〜」

ほっぺに触れてみる、あぁ膨れた、なんか怒ったみたいだ…大丈夫だよな?

あ、やばい泣きそうだぞ

「あ〜〜〜」

「ふふふ、殿と同じですねー、すぐに泣かれてしまうとは、変なとこが似たのかしら」

え、そうなの 信長パパさんも泣かれてるんだ、ちょっと悲しいかも

そんなに似てるのか俺、鏡ないからなよくわかんないが

しばらく歓談し、部屋に下がる事にした、吉乃の母はまだ体調が戻っていない様です無理はさせたくありません

明日父と改めて話す時間があるそうなので、休む事にします

目覚めると外より鍛錬でもしてるのか声がする、そぉ〜と覗く

「隠れて何してる!」信長のパパさんだ、判るとは鋭い

頭を掻きながらすごすごと出ると、木刀を投げ渡される

「さっさと出て構えぬか」うわぁ睨んでるあっちは真剣構えてますよ

前世の記憶はあっても今は体力ない最近は子供相手だったからな、遊びで済んだけど

「はい、では参ります、はっ!……」これは軽く流したですみそうもないぞ

元は示現流師範であったから、受けるだけと思ったがこう真剣に試合では無い死合いはになると加減ができない、子供の体では無理があるな殺し合いの経験があると見抜かれた?前世の軍隊経験が出てしまったか、

殺気が出てますよ信長パパさん

「殿、朝食の準備整いました」「ふん、三七飯にしよかついて参れ!」

ふう助かった、気が逸れた、

頭に手を置かれた、ガシっと掴まれる

「貴様既に戦場に出たな、知らねばその構えはすまいじっくり話さねばならぬな」



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