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季節が呼ぶ方へ

「それじゃあ、準備はできたかな」

「うん。ありがとう」

 ハールは笑って出ていこうと心に決めていましたが、堪えきれなくなってセンセイに抱きついて泣きじゃくりました。センセイのフカフカした胸に顔をうずめながら声が枯れるまで泣き叫びました。


「さよなら」


 ハールはセンセイから離れると、溢れ出る涙をぼろぼろとこぼしながら、くしゃくしゃになった顔を隠そうともせずに森の中へ進んでいきました。


 春から夏へ。夏から秋を経て、秋から冬へ。 


 冬から春への通り道。その景色の先には愉快に戯れているセンセイとコトリがいました。お互い、気づいて微笑みました。けれど、もう触れることも、声を届けることもできません。


 あの淡い赤色をした花を咲かせる木には、はち切れんばかりに膨れ上がった蕾をつけています。次の春はもうすぐです。

短い話になってしまいましたが、最後までこの話に付き合ってくれてありがとうございました。


文章が拙くて上手く伝わらないところもあったかと思いますが、彼らを通してまた新しい話ができればいいなと思っています。


その時はよろしくお願いします。



                       yosizawa katsuki

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