期待のゲームスタート
俺は運動とゲームが大好きだ。
楽しくて仕方がないね!って言いまくって遊んでたら自然と友達ができた。
そんなにゲームがうまいわけでもなく、運動神経がいいわけでもないんだがずっと仲間と競い合ったり、協力したりするのが楽しくて、サークルのようなものまでつくってしまった。
ちなみに高校生で知り合いの一番多いところに入った。
成績は中の上、基本的に学生してるからゲームで夜更かしとか生活リズム狂うとか休むこともなく、先生からしてみれば、ただのいい生徒だ。
ちなみにサークルは現在13名が所属している。創始者はもちろん俺。
子供から大人までいて、条件は運動とゲームが好きな人。他にはなにもいらなかったが特に何をしていたわけでもないので、最初はあまり増えなかった。
だけど、1年前に始まった社会現象の一つ、リアルアクションゲームというアスレチックや迷路などのゴール地点や隅の見つけにくい場所にタブレットやスマホのようなものにインストールできる軽量ゲームのデータUSBが置いてあるという、子供の運動不足解消のためなのか、運動もゲームもできるという俺たちにとって最高なセッティングがされていた。
カメラを持ち、仲間を連れてアスレチックとゲームを楽しんでる映像を残したUSBをゲームのデータの隣に置いた。
ゲームを置いておくのがアリならこれもアリだろうと思ったのだ。
その活動を続けているとyoutuberという人らから取材を受けた。
その人は結構有名で、俺もたまにゲームしているのを見ることがあった。
そこから名が一気に広まり、動画の配信をしているとすぐに人からメールが来た。
そうして今現在メンバーが大体定まったところだった。
そして今、とある無名ゲーム会社がいろんな企業と協力し、肉体で体感できるゲームというものをつくったらしく速攻で予約した。
予約二分後に続いて、ゲームが予約され、大量に用意されていたゲーム機器が完売された。
内容はあまり、公式で公開されていなかったが、RPGであるということは分かった。
最初に職業を決め、ダイスで初期装備をもらい、特殊な道具がひとつもらえるという最初の部分だけ見つけることができた。
今回はサークルで5つ予約したが届く日にいる人数が自分を含め4人しかいない様で、パーティーというものが4人まで、ギルドというものが100人までとなっていたので、パーティーにするならちょうどいいかと4人でやることになった。
俺が騎士で、他は剣士、弓兵、魔法使いという職業の組み合わせになった。
職業が大量にあるらしいので、かぶることはあまりないらしいが、皆王道を通り過ぎていて危うくかぶるところだった。
開始地点は同じらしいので連絡をやめ、設定決めが終わったらそこで落ち合おうという話になった。
自宅のリビングにゲーム機を置く。今は夏休みでしばらく潜って入れそうだ。
よっしゃ!それじゃゲームスタートだ!
静かな家で、ゲームを楽しみにしながら、起動した。