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リーンの日常

リーンの日常 AF番外編

作者: Irene

「どこですかここ…」



皆様、寝て起きたら、広い草原のど真ん中にある家の中にいた場合、どうすればよろしいのでしょう…?

そして目の前のサイドテーブルの中央に紙切れが見える気がするのですが、

確認したら絶対に不愉快になるだろうと私の感が告げてるのでスルーしてもよろしいでしょうか?

ダメですかそうですか…

わかりました、わかりましたから…

うっとおしくチカチカ光るのをやめてください!


「さて、と…何が書かれているやら…」


【やあ、初めまして、極小な異世界の人間よ。


俺はこの世界の最高神と呼ばれてるものだ、崇めるがいい。

少し手違いがあってな、貴様をこの世界に引きずり込んでしまった。

まあ、消滅させなかった俺に感謝をささげるがいい!

まあ、この世界の異分子である貴様は離島で隔離するほかないがな。

そんな貴様にスキルも授けよう、ありがたく受け取れ。

スキル名は〖オリーブ園の主〗。

平たく言えば、いつでもどこでもオリーブ園が作れてそこの作業ができる、

貴様は非力だから念じるだけでその作業ができるようにしてやる、泣いて喜べ。

そしてついでにオリーブで作る製品なら何でも作れる様になる。

まあ、その八割は供物としてもらうがな!


じゃあな、せいぜいのたれ死ぬんじゃねえぞ?

偉大で強大な最高神様より。】


いろいろ言いたいことがありますが…とりあえず一言:


「これを書いた方は常識がないんですねえ…」


普通謝罪の一つは書くべきだと思うのは私だけでしょうかねえ…


しかも誠意の欠片もありませんよこれ。

作ったものの八割って…

いくら温厚な私でも少し怒りますよ。


「まあいいでしょう、スキル名は〖オリーブ園の主〗でしたっけ…

あと隔離されていると…

いやはや…なめられたものですねえ…

オリーブの木もなめられてますねえ。

どうやらこの最高神とやらは我が国樹の秘めたる力を知らないようですねえ。

木で船は作れますし、実はきちんと加工すれば食べられますし、石鹸とかも作れるのですよ?

種を鳥に食べさせたら離れた土地で生えたりするのですよ?

それに…「いつでもどこでも」と仰っておりましたね、

つまりはこの世界すべてをオリーブの木で埋め尽くすこともできる、

と言う事でございますね?

しかも念じるだけで様々な作業もできる…

あら、もしかして私最恐なスキルを頂いてしまったのではないでしょうか?

この世界全てオリーブの木まみれにして、枝を切り落とし、

乾燥した枝に火をつけることも容易いでしょうねえ?

だって、全ての作業(・・・・・)が出来るんですものねえ?

ふふ、【うっかり】手元が狂ってこの世界が浄土とかすかもしれませんが、

まあ、【うっかり】なので仕方がありませんよねえ?

だって私も【うっかり】で異世界に連れてこられて労働を強いられているんですもの!」


さあ!そうと決まればスキルを使いましょうか♪

目の前の紙の束なんて見えておりませんよ?

言いたいことがあるなら直接言えばいいのですよ。

それに私自分のこと神とか言ってる頭のおかしい方とは関わりたくありませんし?

まあ、万が一目の前に現れたら驚いて、チェーンソー振り回すかもしれませんね?

って、あら?なんだか眠く…








「…と、いう感じの夢を見ましてね?少し寝不足なんです。」

「へー…」

「ニックなぜ、引いてるんですか。」

「いや、お前の思考回路に引いたわ。」

「極普通の反応ですが何か。」

「どこの世界に神と名乗る物体に喧嘩売る奴がいるんだよ?!」

「ここにいますが何か?」

「そうだよな、お前だもんな…」

「?」

「いや、うん、気にすんな」

「?はい。」

「とりあえず次は話し合いで解決しろ、な?」

「…夢の話なんですが。」

「いいから頷いておけ。」

「はーい」





その時とある世界の狭間で


「異世界人怖い…」(蒼白)


と呟いてる神がいたとかいないとか…


と、いうわけでエイプリルフールにちなんで書いてみました~


…もう過ぎてるとか言う突っ込みは見えてません、

こっちはまだ4月1日なのですから!!←ヒラキナオッテル


ちなみにこのスキル自分で書いてて欲しいと思ってしまいました…

(だって絶対便利ですよこれ!!)


それでは、

感想お待ちしております(ペコリ)

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