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イマゴロセツナ 詩集

絶頂進化遂げてみます

作者: keisei1

 楽園を追われた アダムとイヴに


 やけに 自分が重なる 放課後 


 君を想ってはみても 届かない絶望感



 ダーウィン 進化論唱えても 僕は退化する一方さ



 国会議事堂 近くで デモに ハンスト 起こり 


 燃える憂国の国情


 そんなニュース 流れても 君を想うだけの僕は ワガママ 身勝手さ 



 醜聞 犯罪 身近に 耳にすれども 見えない 


 壊れる憂国の国情


 こんな時でも 君だけ 勝手に思う 僕は


 自分を越えて いつか 絶頂進化遂げてみます


 

 アルコールに溺れた 太宰とシェイクスピア  


 やけに 自分が重なる 下校時間


 君に想い寄せても 迷惑と分かる落胆主義



 ニーチェ 超人論唱えても 僕は落下する一方さ



 貧困 飢餓 紛争に テロリズム 起これど


 燃える あのへの慕情 


 色んなニュース 流れても 君のことが気になる僕は 気紛れ 自由人 



 ロケット墜落 災害に ノーベル賞 あれど


 壊れる あのへの慕情


 こんな世相に 君だけ 一途に想う 僕は


 まだまだな自分 分かった上で いつか 絶頂進化遂げてみます



 僕らは恋することもままならないらしい


 それなら いっそ十字架 背負って ゴルゴタの丘へ


 そんな悲観主義さえ 疎んでしまう僕は一体



 国会議事堂 近くで デモに 暴動 起こり


 燃える憂国の国情


 こんな時でも 君だけ想う彼は 気楽な自由人



 楽園 極楽 天国 冥界 辿れど 


 壊れる憂国の国情 


 こんな時になっても あの娘だけ想う 僕よ


 小さな自分 怯えた自分 越えて いつか絶頂進化遂げてみます



 だがしかし 多大な期待を背負わされた彼は


 その重みのあるロザリオを手にして


 西へ東へ


 

 罵倒や嘲りを一身に受けて


 冷たい氷山へと登りつめた彼が



 のたうちまわり いつか死すべき運命をたどることは


 私には想像にかたくない


 

 願わくば 彼の一途で 素直な想いが


 届く相手が見つかることを


 祈るしかないのであります



 それでは また一人 悩める魂が 癒されることを信じて


 それでは また

 


 


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― 新着の感想 ―
[良い点] とてもかっこいいと思いました。  心の描き方が、新鮮だと思いました。
2016/01/03 13:58 退会済み
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