表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
13/21

小説を書くという事。(新作・エッセイ)

小説を書くという事は、己との戦いだと思う。


この小説家になろうに登録している多くの方々はプロじゃない。

セミプロでもなく、アマだ。

素人で、束縛される物もなく、自分のペースで書いていける。

それは長所であり短所なのだろう。


私もその長所と短所をどちらも使ってしまった。


書きたくないわけじゃないが書けない時期がある。

人はそれをスランプと呼ぶ。


自身が認めたくなくても、他者から見れば立派なスランプに私も陥った。


そして、唐突に書きたくなり、また、長期連載の作品の続きを書いているわけだが、ふと思う。



私たちは何のために書いているんだろうか。



プロになりたいのだという人が居るだろう。

私も本が書店に並ぶところを想像するとワクワクする。

ただ、プロになれるのだろうかと、同時に思うのだ。


こんな自由に好きな時に書き、好きな時に休み、また好きな時に書き始めるいい加減な作家もどきを、プロの出版社は相手にしないだろう。



だから、思うのだ。



小説を書くというのは自分自身との戦いなのではないだろうかと。

もちろん、アイデアや文章力、それと大部分を占める運が必要ではあると思う。


けれど、根底にある一番大切な物は、どれだけ自分の作品に熱意と情熱を持ち、どれだけ真剣に取り組み、どれだけ【書き続けられる】か、だと。



その点では私はきっとプロにはなれないのではないかと思う。

何かと理由をつけ、言い訳をし、作品から離れた時点で、それはもう自分の作品に熱意を持ち情熱を傾けているとは言えないからだ。



毎日更新しなくてはいけないわけではない。

ただ、毎日書き続ける事は、自分を作家だと呼称するのなら、最低限の条件ではないだろうか。


本当に残念な事なのだが、私はそれに気づいてしまった。

切欠はものすごく簡単で、こんなにたくさんの作品がどんどんと更新される中、どうやったら多くの人に見てもらえるのだろうと、思ったからだ。

そして文字数の多い作品をぼんやりと上から順に見ていた時に、ふと、思ってしまったのだ。


この人たちとの違いは、書き続けているかいないか、なのだと。



あとは運だ。



私にその運がめぐって来るかどうか分からないし、こんな風に偉そうに語ったところで、私生活というそれが毎日書くという事を邪魔するのは分かっている。


ならば、せめて。


プロに少しでも近づくために、少しでも多くの時間を、書くという事に費やしてみようと思う。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ