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隣の席の人  作者: 亜実香
8/16

はち

いつもより短めです。

なんとか午前中の授業を乗り切ってやっと昼休み。

ゆーちゃんが見せてくれたおかげで宿題も提出できた。


さあ、お昼ご飯だ。

ごそごそと鞄の中からお弁当を取り出した。

いつも美桜とゆーちゃんと私の3人で私の机で食べているので、近くの使っていない椅子を借りてセッティングする。

その時、天野君の席をみたら、いなかったから食堂にでもいってるのかな?


そんなことを考えてるうちに椅子のセッティングが終わった。

よしっ。これで準備万端!!



「彩花~!!」

美桜が近づいてきた。

ナイスタイミングだ。



「今日、弁当持ってきてないから購買で買ってくるねー。」


「あ、そうなんだ。じゃあ私も行こっかな。ジュース買いたいし。」


そこにゆーちゃんも近づいてきた。


「あたしら購買行くけど柚月どーする?」

美桜がゆーちゃんに聞いた。


「ちょうどよかった。私も今日お昼ご飯、購買で買わなきゃいけないの。」


「じゃあ、3人で行こう!!」



と、いうことで私達は購買に行くため、教室を出た。






購買に着くとお昼ご飯を買いに来た生徒でごった返していた。


「あちゃー、これは並ばなきゃだねー。」

美桜がめんどくさそうに言った。

確かに人が多くて並ぶだけで一苦労だ。


「あ、じゃあ2人はご飯買ってきなよ。私、みんな分のジュース買ってくるから。」

私は自動販売機のほうを指差して提案する。

人が並んではいるが、購買に比べると少ない。

それに二手に分かれたほうが早いしね。



「そうねぇ。じゃあ、お願いしてもいい?」

ゆーちゃんが遠慮がちに言った。


「うん!ついでだしね。何がいい?」


「ありがとう、彩花。私はカフェオレで。」

「ありがとー。あたしコーラね!」


「分かった。行ってきます!」

私は2人と分かれて自動販売機へと向かった。







私は無事飲み物を買い終えて人が少ない場所に出た。

ちなみに私はミルクティーを買いました。


ふう。人が多くて人酔いしそうだよ。

きょろきょろ当たりを見回しても美桜とゆーちゃんの姿は見えない。


まだなのかな?

入れ違いになってもいけないので、私は入り口近くの邪魔にならない所で待っていることにした。






しばらく待っていると、4人の女子の集団が近づいてきた。

最初は邪魔になるかな?と思って避けようとしたんだけど、よく見ると私に近づいてきているみたいだ。

クラスも違うので、ほとんど話したことのない人達ばかりだった。

しかも目が怖い。よくわからないが睨まれてるみたいだ。

明らかに友好的な様子ではない。




その集団は私の前でぴたっと止まり、リーダーのような人が私に向かってこう言った。


「佐伯彩花さん。ちょっといい?」



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