無題
貴女は 今
何処で何をしているのだろうか
貴女は 今
何処で何を愛しているのだろうか
貴女は 今
何処で何を糧に生きているのだろうか
朝だ、いつもどうりの朝だ。
休みだが何もやる気が起きない、どうしたものか。
扉がギィっと開いた音がした。
「起きて!」
甲高い声が響く
あと五分寝かせてくれ、とありきたりな事を考える、だが、次の瞬間…
「ぐぉっ…」
僕の腹に体重をかけた肘がクリーンヒットする。
「クリティカル!」
眠い目を開けるとそこには、黒髪ロングの女性が居た、この女性の名は黒井紗季
僕の恋人で同棲相手だ。
「おはよう…もう少し優しく起こしてくれ…」
「無理だね!起きないのが悪いっ!」
「今、何時?」
「朝の九時」
「解った、寝る。昼に起こしてくれ。」
嘘だ、もう痛みで目がバッチバチに冴えてる。
「寝ないでね?」
「解った」
「返事速っ!まぁいいや、今日は買い物、付き合ってくれるんでしょ?」
あ、忘れてた。
「あ、忘れてたって顔してるね、殴るよ?」
彼女は拳を構える。
「怖いっす黒井さん、あと心読まないでください。」
「ほら!準備して行くよ!」
そしてある程度準備が終わり、近くのホームセンターのコーサンへと向かうのであった。