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次元の鼓動  作者: ごまざわ
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遺跡の主

21章 遺跡の主

2019年7月7日日曜日

3PM

通路を歩いていると、大きな空間に出た。上を見上げると空が見える。

「あれ見て!」

ジャスミンが指さした方には30センチ四方の箱のようなものがあった。赤地に金の紋様がついている。

「開封、開封」

「よし、開けるぞ」

中には黄金の首飾りが入っていた。

「やったわ!見つけた!」

「じゃあ帰るか」

その時、何かが空から降りてきた。デカいな。

地面に着地し、砂煙が舞う。それは真紅の竜だった。

「ルビーの竜!?なんでこんな所に!」

「次元75!」

「どうする?俺達が勝てる相手じゃなさそうだ」

「ここは俺に任せて、村に戻ってくれ」

「そんな!マサキ一人じゃ無理よ」

「マサキ、勝算があるってのか?」

「ああ、とっておきの秘策がな」

「ならマサキ、お前に任せた」

「本気なの?わざわざ死にに行くようなものよ!」

「任せる、任せる」

「もう!必ず戻ってくるのよ!」

3人は走り出した。

「我に一人で挑むとは、愚かな者よ」

低い威厳のある声で竜は言った。

「ルビーの竜よ、お前は何故ここにいる」

「我はグラーンデルク遺跡の守護者。ここは我が縄張りだ。侵入者は排除する」

「それはどうかなっ」

雅樹はスキル『鑑定』を使う。


ルビーの竜

ドラゴンクラス火属性

次元75イニシャルU

HP354380MP53892


スキル

龍神の加護

逆鱗


魔法

ファイガ

インフェルノ

ケアルガ


HP35万ってマジかよ。やるしかないか。

「ミニマム」

光が竜に向かって飛んでいった。光が竜に当たる。これで小さくできるはずだが。

10秒程経っても何も変わらない。どういうことだ?魔法を無力化した?残りMP91。

「我は龍神の加護により一切の状態異常を受け付けぬ。無駄なことだ」

「グラビガ」

竜の頭上に黒い球体が現れ、落ちる。残りMP43。

HP88595。

「ファイガ」「シールド」

辺りを炎が包んだ。雅樹は透明な球体の中にいて無傷だった。のはずだが。シールドは発動しなかった。消費MP180だからだ。

「ぐあぁぁぁ!!」

体が焼けるように熱い。雅樹のHP1。

「ケアルガ」

竜を緑の光が包んだ。HP258595。絶望的な状況だ。なんだか笑えてくるぜ。雅樹は神切丸を取り出した。一発逆転のチャンスに賭けるしかない。頼む。まともに体を動かすこともできないが、残った力を振り絞り竜めがけて走り出す。

「食らえ!」

雅樹は竜に神切丸を突き刺した。

「効かぬわ」

神性特攻はあるが龍神の加護によって打ち消されたらしい。

「くそ、ここまでか」

「我を相手に一人でよく頑張った。だがそれもここまで。終わりだ、インフェルノ」

黒い炎の柱が落ちてくる。呆然と立ち尽くす雅樹。次の瞬間、雅樹は何者かに腕を捕まれた。

「何者だ」

そこに立っていたのは、カグヤより長い肩まであるポニーテールの女だった。目は細いが鼻は高く顔は美人だ。

「私は冒険者ナーベ。魔王様の気配を追ってここまで来た。助けにきました、魔王様」

「何?その子供が魔王だと?笑わせるな、魔法を何発か撃っただけでMPが尽きた者が魔王のはずがなかろう」

「あなた名前は?」

「伊藤雅樹です」

「マサキさ、ん。あなたの中には魔王様が憑依しています。ですがまだ目覚めていない。目覚めさせることができればそれに比例してMPも増えるはずです。それと魔法は第十位階まであり、ファイガが第三位階魔法です。魔王様が思い出せばもっと上の位階魔法も使えると思います」

「バカを言うな、魔法は第三位階が最高のはずだ、それより上は見たことがない」

「ならば見せてあげましょう、第七位階魔法を」

ナーベの両手に青白い光が集まり出した。

「チェインドラゴンライトニング」

竜が光に包まれる。いや、雷に包まれたと言うべきか。一瞬で竜は黒焦げになった。


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