薬草
18章 薬草
2019年7月7日日曜日
11AM
薬草は森のそこら中に生えていた。種類を確認して、何も無い空間にしまう。少し寄り道でもするか。森の奥深くまで進むことにした。
「それにしても魔王の力ってどんなものなんだろ。何か変わったようには思えないが。確認してみるか」
雅樹は水晶玉を取り出した。
伊藤雅樹
男17歳
ネメシスクラス闇属性
次元10イニシャルB
HP1010MP101
スキル
模倣
暗黒の視線
邪視
鑑定
経歴詐称
アンデッド作成
スケルトン作成
デスナイト作成
こらえる
マジックマスター
装備
神切丸
魔法
アスピル
アディア
アポカリプス
アルテマ
アレイズ
アンチ
インビア
インビジ
ウォータ
ウォール
ウォタガ
ウォタラ
エアロ
エアロガ
エアロラ
エスケプ
エスナ
オーラ
オールド
カーズ
カッパー
キル
クイック
クエイク
クエイガ
クエイラ
グラビガ
グラビデ
グラビラ
ケアル
ケアルラ
ケアルガ
コメット
コメテオ
コンヒュ
サイレス
サンダー
サンダラ
サンダガ
シールド
シェイプ
シェイラ
ジハード
スタン
ストップ
ストライ
スリープ
セイバー
ダクネス
テレポート
チェンジ
デス
トード
ドレイン
バーサク
バイオ
バイオラ
バイオガ
ファイア
ファイラ
ファイガ
ブリザド
ブリザラ
ブリザガ
メデューサ
ペイン
ポーキー
ポイズン
ミニマム
リジェネ
リターン
リフレク
レイズ
何だこれ、とんでもない量の魔法を覚えている。でもMPがないと魔法は使えないから宝の持ち腐れか。
その時、森の陰から何かが飛び出してきた。緑色の体、鷲鼻に三角の耳、魔物ってやつか。新たなスキル、鑑定を発動する。
ゴブリン
ニュートラルクラス無属性
次元2イニシャルA
HP50MP3
なるほど、敵のステータスが見れるのか。水晶玉を使わなくて済むな。水晶玉は村で売るか。
ゴブリンの群れだ。10体くらいいる。
「おい、そこのお前、金寄越せ!」
「痛い目にあいたくなかったら大人しくしてな!」
雅樹はため息をつく。
「弱い奴ほどよく群れるな。魔法の実験台になってもらうぞ」
「生意気な人間だ!やっちまえ!」
「どうやって魔法使うんだっけ」
とりあえず手に神経を集中させる。
「ファイア」
火球が飛んでいった。ゴブリンの一人に当たる。
「ギャアアア!!!」
ゴブリンは黒焦げになった。
「お、お前!魔法を」
「デスナイト作成」
黒焦げになったゴブリンが闇を発した。そこから生み出されたのは、漆黒のマントを纏い、骨でできた3メートル程の剣士だった。
「オオオォォッ!!!」
デスナイトが雄叫びを上げる。ゴブリン達は威圧され、動くことができない。俊敏な動きでデスナイトは2匹のゴブリンを一太刀で両断する。残り7匹。
「ブリザド」
ゴブリンの胴体を氷の塊が貫通した。残り6匹。
威圧が弱まり、ゴブリンの一人が逃げ出した。デスナイトがジャンプし、それを両断した。残り5匹。
「こいつ、逃げた奴を狙ってやがる!」
「うわあああ、どうすんだよ!」
「一斉に逃げるんだ」
ゴブリン達は四方に走り出した。
やれやれ。俺の能力が知られるとまずそうだな。
「全体攻撃、サンダー」
白い稲妻が落ちてきて、ゴブリン達に直撃した。
「ギャアアア」
ゴブリンを全員倒した。薬草も集まったし、村に戻るか。デスナイトは俺が合図すると塵になって消えた。