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苦痛の日常

転生されたその日俺は大きな城に向かっていた。ここは俺が居たあの世界じゃないそう思った矢先目の前から軍の者と思われる人が俺の前にやって来た

軍人A『貴様見慣れない服装だが何処の者だ』

軍人は話しかけて来たが翔は無言のまま軍人を見ていた

軍人A『おい!貴様に聞いている!貴様はどこから来た?』

すると後ろから身なりが違うのか、軍の偉い人がこちらに向かって来た

シュルス『おいおい、一体何があったっていうんだ?』

軍人A『はい、この者身なりが見たこともなく何処かの国の放浪者と聞いても何も答えず』

シュルス『貴様はまた厄介事を~そんなのほっときゃ~良かったのに』

軍人A『隊長!それでは国の秩序は保たれません!』

シュルスはため息ながら頭をかいて答えた

シュルス『はぁ~まぁ良い、後は俺が何とかする!お前は戻ってろ!』

軍人A『はっ!隊長報告はどうしますか?』

シュルス『あぁ~俺がやっとくから、お前はもう黙って帰ってろ』

軍人A『了、了解しました。』

シュルス『で、お前はどこから来たんだ?』

翔『お、俺は日本って言う所からきました』

シュルス『日本?聞いたことない地名だが似たような地名はあるなぁ』

翔はシュルスにこの世界の事を聞こうとしたが

翔『あの…』

シュルス『ん?どうした?』

二人の会話を閉ざす爆発が遠くから響いて来た

翔『な、何の爆発だったんだ。』

シュルス『ちっ、また来やがって全く色々と面倒事が増えてくるぜ、お前…えっと~名前聴いてなかったな』

翔は驚きながらも答えた

翔『翔、伊瀬翔と言います。』

シュルス『そうか、じゃあ翔ここを動くんじゃないぞ、死にたくなかったらな!』

翔『ちょっと…』

シュルスが走りながら答え爆発がおきた現場へ向かっていった。だが今起きた出来事に困惑している翔はただ唖然と立ち尽くしていた。翔はそっと唾を飲み

翔『やっぱり…ここは俺が居たあの世界じゃないんだ、まさかこんな争いが絶えない国に転生されるなんて、ゲームとは全く違う…凄い緊迫感だ。俺は本当にここでゲームでしか得てない知識で軍師になれるのか』

不安を煽るかのような爆発が目の前で起きた。人々は逃げ惑う中翔は考えていた

翔『俺にできることはないのか、俺はもう誰の役にも立たないあの世界にいた臆病な俺にはなりたくない』

翔はそう覚悟を決めて爆発がした方向へと走り出した





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