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あとがきのみに書かれている設定 その1


 書籍化すると決まった時点で、この物語にはあとがきや感想返しでしか語られていない設定が多すぎるなぁと考えたんですよ。


 なので一度それをまとめなければいけないと思ったのですが……。


 あとがきだけでも抜き出すのに6時間以上かかってしまった(汗


 流石600話越え、正直目が痛いです。


 なので手抜きで申し訳ありませんが、今回は唯々抜き出したものを羅列しただけの回となりました。


 設定資料なので後日読みやすいように加筆修正するつもりですが、目の痛みが酷すぎて今はとても無理なので今日のところはご容赦ください。


 後、感想返しにしか書かれていない設定は今回、覚えているものだけを書き出しています。


 ですから、それを抜き出した設定回も近いうちにやるつもりです。


 今回のことで、少々心が折れそうにはなっていますがw


■ルディーン君のチート能力

本人は何のチートももらえなかったと思っていますが、実はある意味この世界で最高のチート能力があります。

実はルディーン君、ゲームキャラクターと同等の力を得る可能性があるんですよ。

ゲームだと生産系のギルドに所属するだけで物が作れるようになったりしますよね。

ルディーン君も同じで、一度経験すると最低限の技能を一瞬で会得し、一般スキルを手に入れることができます。

ただ、ルディーン君はいろいろなことを経験できているので意味がありますが、多くの人たちは生まれた環境ごとの仕事しかすることはありません。

なのでもし他の人がこのチートを手に入れたとしても、何の意味も無かったでしょうね。


■この世界にも通信魔法はある

名前はダイレクトチャット

一度使うとステータスに登録されるから、以降は魔法を使わなくてもチャットができます。

ただ、ステータス画面からしか話す相手を選べないからルディーン君以外は使えないんですよね。

そのルディーン君自身もこの魔法の存在を知らないから、結局は無いのと同じかも。


■一部の魔法は魔力以外のステータスも関係している

本編で魔法の強度は攻撃(治癒)魔力と魔力総量(MP)によって決まると書いてありますが、実を言うとその他にも魔法ごとに関係して来るステータスがあります。

その代表的なのが攻撃魔法に影響を与える知力だったり、治癒魔法に影響を与える信仰ですね。

あと、敏捷が器用さを必要とするクリエイト魔法や創造魔法の成否や魔法発動に必要な魔力循環にかかる時間に関係していたりと、案外色々な要素が魔法には関わっているんですよね。

まぁこんな知識はこの物語を読むのに何も関係ないのですがw


■帝国語は母音と子音、魔法文字はカタカナっぽい

帝国文字は、ローマ字のように母音と子音の二文字で一つの音になっています。

それに対して、魔法文字は字の形こそ違うけど、帝国語と違って一文字が一音をあらわしています。

延ばすところは”ー”だし、”ぃ”や”っ”のように小さな文字は同じように小さく表示する。また、”ガ”や”バ”など、濁点もそれにあたる記号を文字の斜め上につける。

このような共通点を持つことから、ルディーン君はまるでカタカナのようだと考えました。


■高レベルの魔法使いは殆どいない

この世界では魔力を体に取り込むことでレベルが上がります。

騎士や狩人は魔物を狩ることで吸収するのですが、魔法使いは使ったMPを回復する際にも魔力を取り込みます。

そのおかげで戦闘をしなくてもレベルは上がるのですが、当然その量は微々たるもの。

また魔法使いは貴族や金持ちが多いので、当然魔物を狩るなんてことはほぼありません。

なので高レベルの魔法使いはほとんどおらず、ルディーン君の様にかなり重い物をフロートボードで持ち上げられる魔法使いは帝国内でも数えるほどしかいません。


■ルディーン君の前世の知識は普通の高校生よりやや劣る

これは病弱で入退院を繰り返していたため、多くの高校生が当たり前に経験する事をしてこなかったからです。

なので一般知識は中学生レベルなのかも?


■魔石は使い続けると劣化する

魔石は魔道リキッドなどを使って充てんすることで魔力源として使い続ける事ができます。

でも、何度も繰り返し使っていくと劣化するし、魔力が完全になくなると崩れ去ってしまいます。

だからこそ、魔石の需要は無くならないのですが。


■ヒルダ姉ちゃんはチートキャラ

剣気を打ち出せるは、レベルキャプは36もあるは、レベルアップが早くなるスキルまで持っているは。

もし冒険者として世に出ていれば、英雄と呼ばれるほどの力を持った主人公級チートキャラです。

おまけに、後々魔法まで使えるようになるし。


■ミスリルは魔力を多く含んだ銀、オリハルコンは銅、じゃあ金は何?

答え、ヒヒイロカネ

ただ、ほとんど存在しない為、この金属の存在を知るものはこの世界にはいない。

因みに銀より安い銅からできるオリハルコンの方が価値が高いのは、銅の方が魔力伝導率が高く変質しにくいから埋蔵量が少なく、変質してしまうとミスリルよりはるかに硬くなることから。

因みに鉄は、鉄鉱石が魔力を含むと魔鉱石になり、その魔鉱石がさらに魔力を含むとアダマンティンという鉱石に変わる。

それを精製する事でアダマンタイトになるが、しかしこれは神界にしかないのでこの世界の人たちは誰も知らない。


■284話でルディーン君を見つめていたのは?

後半に出てきている二人、気が付いている方も多いとは思いますが、実は創造神ビシュナ様と戦神イドラ様だったりします。

ビシュナ様、姿は少女ですが、このようにお年寄りのような話し方をします。

いわゆるロリバ……げふんげふん。

あの場で実際にルディーン君の前に現れたら、大変なことになっていたでしょうね。

なにせ参拝客がかなりの数いたし、大神殿の神殿長までルディーン君のことを見ていたのですから。


■魔力溜まりが活性化しすぎるとダンジョンになる

この設定、実は別のお話を書くために作った物なので、本編に出てきますがこの話で使われることはありません。

ましてや、グランリルの村の近くにダンジョンができることもありません。

ただ、魔王の城がこの世界に現れたのはこの現象の為なので、意外に重要な設定だったりもします。


■賢者はスリープなどのデバフ魔法が魔法使いよりも得意

なので、格下の魔物にかければほぼ100パーセントかかります。

また、ルディーン君は知りませんが、実はブラックボアもすでにルディーン君からすると格下なので、スリープで寝ます。

これに気が付かない理由は、レベル的には格下でもまだ小さいルディーン君では体力的にかなわないから。

魔法の効果はドラゴン&マジック・オンラインが基準になっているので、このようなおかしなことが起こっているという訳です。


■この世界には魔王たちの居た裏世界がある

魔力溜まりがあるところでは、ごくたまに穴が開いてこの裏世界とつながることがある。

だから魔力溜まりがある場所の領主には、金貨数千枚以上する魔法の剣が貸し与えられている。

因みにグランリルは帝国直轄領なので、領主ではなく村長の家にあったりする。


■この世界では食べ物の値段がそれほど高くない

これはもしルディーン君たちの住んでいるグランリルの村の人たちの生活水準に合わせてしまうと、ほとんどの人たちが食べ物を買えなくて飢えて死んでしまうからなんですよね。

だから代表的なものの値段で表すと、

露店で売られている卵を産まなくなった鶏の串焼き 鉄貨3枚

エール一杯 銅貨3枚

パン一塊  銅貨5枚

チーズ一塊 銀貨2枚

こんな感じになります。

だいたいパン一塊あれば、食べ盛りのお兄ちゃんズやハンスお父さんがいるルディーン君ちでも1日分が賄えるくらいかな?

この世界のパンは我々が食べているものと違って、ぎっしり詰まっているのでこれくらいで済んでしまうんですよ。


■貨幣を材料にしても大丈夫ですか? と言う感想を頂いたので少しだけ

実はこの世界でちゃんとした貨幣として作られているのは金貨だけで、それもちゃんと鋳造しているのはごく一部の国だけだったりします。

それ以外の銅貨と銀貨にいたっては、それぞれの価値がある重さの玉を潰して、教会がちゃんとその価値がありますよと言う印の刻印を打っただけのものなんですよね。

その上、鉄貨にいたってはその刻印すらなかったりします。だから潰して材料にしても、誰にもとがめられることはありません。国が発行したものではないのですから。

それ以前に、そもそもルディーン君がイーノックカウに来るまではお金を見た事が無かった通り、一定以上の街でしか貨幣なんて使ってないんですよ。

この世界全体ではどちらかと言うと物々交換や、銀や砂金などの素材での取引の方が盛んだと思ってもらえれば正しいと思います。 


■奴隷制度について

他の物語では結構簡単に買ってますが、この物語で借金奴隷を買うにはいろいろと面倒な条件があります。

と言うのもこの世界では奴隷と名がついているものの、借金奴隷はあくまで一般労働者であるという原則に基づいているからなんですよ。

この世界での借金奴隷はあくまで借金を返すための労働を強制されるだけで、人権自体は普通の住民と変わりません。

奴隷を買った人は契約内容の通り働かせる権利はありますが、暴行したり仕事内容以外の理由で大きなケガをさせたりすると逆に犯罪者となってしまいます。

このような理由なので、本人たちの意思に反して変態さんに売られるなんて事は絶対にありません。

ただ、本人の同意があれば話は別ですが。娼婦も職業の一つではありますし、借金が多くてすごくつらい職場(鉱山や寒い地域での治水工事など)に何年も従事されるよりはそっちを希望するなんて人もいない訳ではないでしょうから一応選択肢として選ぶ事はできるようになっています。

でもまぁ、わざわざそれを望むような人は殆どいないでしょうけどね。


■各種ギルドのギルドカードは一種の魔道具になっています

カードと名がついている通り、薄い一枚の板状になっているので当然魔石なんてつけられませんよね?

ではどうやって動いているのかと言うと、このカードの中心には魔法金属が入っていて、それが魔石の代わりになっています。

実はこれ、この世界の武器や防具にも使われている技術だったりします。

よく剣や鎧、それに兜とかには大きな魔石がついたデザインのものがありますが、でも手や足の装備は可動部分が多いのであまり大きな魔石は付けることができません。

なので強力な手足の魔法の装備を作る場合は、魔石の代わりにオリハルコンやミスリルのような魔法金属を真ん中に挟んだ3層構造の板を使って魔法の防具を作ります。

まぁそのせいでこの世界では同じ等級の防具にもかかわらず、胴鎧より手足の防具の方が高いなんて事があるんですけどねw


■借金奴隷の契約魔法ですが、実はこれ、奴隷にだけ適用されるものではなかったりします。

例えば守秘義務があるような地位にある人たちは、このような契約を魔法でしているんですよ。

特に特許関係の仕事をしている人達は、そのほとんどすべてがこの契約を結んでいます。

ただその分、他の職種の人たちよりもはるかに高給取りなんですがw 

まぁ、だからこそこんなファンタジー世界であっても、特許なんて制度が成立しているんですけどね。


■この世界は識字率がとても低い。

本編でルディーン君はお父さんたちは大人なのにお手紙が読めないの? って驚いていますが、そんなお父さんやお母さんでも一般レベルで言えばかなり文字が読める方です。

中には自分の名前さえ読めないような人もいるくらいなので、村に図書室がある事を考えるとグランリルの識字率は他に比べるとかなり高い方だと言えるでしょうね。


■小さなころから練習しないと魔法が使えない理由

設定としては、子供の頃に動かす練習をしていないと魔力が停滞して体の中に循環させることが難しくなるので、大人は魔法を使えるようにはならないという事になっています。

ただ、例外としてヒルダ姉ちゃんは取得経験値上昇なんてチートスキルを持っているので、一度コツをつかんでしまえば魔力循環もあっという間に習得してしまいました。

そして魔法はその魔力循環ができれば使える訳で……。

このまま練習を続ければあっと言う間に見習い魔法使いや見習い神官の一般職をカンストし、ジョブとしての魔法使いや神官になってしまうんじゃないかなぁ?


■使用人などの居住権取得

居住権ですが、実を言うと買わなくてもどこかの家に仕えて仮登録をし、その状態のまま20年くらい経つともらえるんですよ。

これはその家に仕えている人が、その子供に今の立場を継がせやすくするための制度なんですよね。

そもそも居住権取得というのは、身元不明なものが勝手に出入りできないようにするための制度です。

だから素行不良で首になる事無く、一つの家に20年以上勤めあげた人なら信用できるでしょうからもらえるという訳です。

因みに、ルディーン君預かりの状況でも結婚などは一応できます。

本編でも書かれている通り今の立場は前払いで雇われた使用人のようなものなので、イーノックカウの中でなら何の問題ありませんからね。

■魔法の使用自体は幅広い応用が利くが、この世界の人々はそれに気付きにくい

ルディーン君は前世の記憶があるし、ステータス画面で魔法を詳しく調べる事ができるから本来の使い方だけでなくその応用もできます。

でもこの世界の魔法はというと、創造の女神ビシュナ様がもたらしてくれた異世界の言葉を研究して見つけるから、どうしても最初に発見した人が出した効果が一般的になってしまうんですよね。

なので本編でも出て来たクラッシュで砂糖を細かくできるなんて事は想像もしないし、ドライの魔法にいたっては生木を乾かして薪にする魔法だなどと考えられていたりします。

コロンブスの卵ではないですけど、ちょっとした気づきですごく便利になってしまうかもしれないのがこの世界の魔法なんですよね。


■鋼は鉄だけど、ただの鉄よりもとても値段が高い

この世界では反射炉などの高度な製鉄技術は無いので、鉄に含まれている不純物の除去や炭素量の調節はすべて熱しては叩くの繰り返しをする事によってでしかできません。

なので一般的に鉄と言われるものは鋳物であり、鋼とは職人が時間をかけて鍛え上げるものなのでとても高いんですよね。

ルディーン君の場合、グランリルの村が鋼しか使っていないという特殊なところなので気軽に鋼の玉を持ち歩いていますけど、実はこれも結構なお値段がするものだったりします。


■フロートボードの高さを固定する基準

実は術者の位置情報を基準にしているのではなく、認識を基準に高さを固定しているんですよね。

なので強く念じると、基準となる高さを変える事ができたりします。

まぁこれに関しては裏技のようなもので、ルディーン君に知らないことからステータス画面にもそのやり方や効果は表示されませんが。


■クリエイト魔法は作る魔法であって加工する魔法ではない

勘違いされる方がいるのですが、クリエイト魔法は材料を使って物を作り出す魔法です。

例えばよく庭の砂を使って石の塊を作っていますよね。

このようなことは、どんな加工技術を使っても不可能です。

クリエイト魔法で出来上がったものは、文面に書かれた通りのもの。

科学的に考えて読むとまるで違うものを想像してしまうのでご注意を。


 抜き出した設定は以上です。


 流石にすべてを抜き出すとかなりの量になってしまうので、必要と思われるものだけを書き出しました。


 でもこの回を見れば、ある程度の設定は網羅できるんじゃないかなぁ?

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― 新着の感想 ―
[気になる点] 途中でプロット変更した事で設定と物語に少々の齟齬ができた事について(最初のプロットでは勇者が登場する予定だったとか、その他) 。 私はマンチキン(和マンチ)性格なので、誤字や齟齬が気に…
[良い点] 書記化おめでとうございます!ルディーン君が他の大人達ににアドバイスをもらったりして協力していくのが好きです!転生物だと前の人生とかの年齢分大人になってたりする事が多いので主人公だけがすごい…
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