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天の邪鬼博士とその息子

作者とその息子との現実で、進行形の物語です。母親に縛られた、この環境から出られるか?

 父親と息子の二人三脚の奇想天外な人間模様で多分、涙は出ません、読んでいるうちに冷めるでしょう。


 

   天の邪鬼博士とその息子 

 

 彼等、即ち天の邪鬼博士は百三十七年の人生を全うした。彼の遺した論説の一部に、科学者に対する挑戦の様にも思えるのだが、戒めと捉えるべきかと思える文言がある。 

 其れがこれ、

 先輩達が叡智を結集して確立された物のうち、幾ばくも起こらない誤りを見定める力を養う事も大事だと、何もかも鵜呑みにして覚える事は如何かと思う。

 この精神に基づき業績を遺したのだが、なにぶん思考に耽る事には貪欲過ぎるが、其れを実現するには行動が伴わない、実に積極的でないのです。

 冒頭で、天の邪鬼博士を彼等と捉えているところに、戸惑われたと思う、彼には息子が一人いるその息子を含めて複数で表現したのです。

 息子は百才で博士は二年間この世で一人、息子との年齢差は三十五年だ。親の思考を実現する為に奔走し戦略を練ったのが息子で、

「とっつあん僕より先に死ぬな」  

 が口癖だったらしい。

 

 論説の一部を実行したのがこれ。

 核融合、夢のエネルギーと言われていた核融合反応です 彼の説によると、核融合はエネルギーを膨大に消費するもので、エネルギーを生み出すものでは無い、太陽の核融合反応は太陽の

エネルギー自己保存の一環に過ぎないと言うのです。この説には誰もが相手にしなかったのですが数十年後には認められたのです。

 当時ヨーロッパ、アメリカや日本で、年間数百億円の予算を投じて核融合の開発にしのぎを削っていた。核融合を説明するにあたり水爆を持ち出し、、水爆が核融合反応で爆発すると言う科学者もいたのです。

 実は、起爆装置が小型の原爆で核融合反応を起こす為に、太陽の表面温度六千六百度以上の熱エネルギーを確保する目的で爆発さす、その熱エネルギーにより核融合反応が起こるのです。そこで中性子が多量に放出され人の遺伝子を壊し殺傷する、決して核融合で爆発するものでは無い。   

 人生、色々だかららと、冷められたら辛いね。と思うのですが、贅沢かな。


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