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ヒキニートの夢想日誌(メモリーレコード)  作者: 船橋亮太
プロローグ
4/6

第4話 謎の魔人

 今日は2月20日。智の姉、里美は6日前に死んだ。あの不可解な事故が原因で。あの後智は叔父の家に引き取られ、今その家の2階の小さな部屋で暮らしている。あの時、智達を襲った奇妙な悪寒はなんだったのか?しかし智はそんな事を考える余裕もない。何しろ最後の生きる希望を失ったのだから。

「何もかもモノクロみてーだ...」

 智には世界が白黒に見えている。

「チョロットランドやろ...」

 しかし、そんな彼にも唯一色が見分けられるものがあった。それは彼がハマっているスマホゲーム、チョロットランドだ。実は彼はこのゲームの中で、5本の指の中には入る実力者だった。彼は気持ちを紛らわすために、これをやらざるを得なかったのだ。

「あれ?なんだこのキャラ?」

 見知らぬキャラを見つけた彼はそのキャラに話しかける。途端...そのキャラがゲームから飛び出してくる。

「わっ!!な、なんだ!?」

ごつい。とにかくごつい。魔人というやつだろうか?

「汝、この力を望むか?」

「は?」

「ええい!ワシだってこんな力要らんのじゃ、受け取れい!」

「え、え、え、ええええ!?」

 途端、その魔人の手から飛び出した光が智の口へと入っていく。

 

そして目が覚める。ほんの1瞬の出来事だったはずなのに、1時間も過ぎていた。

(なんだったんだ?あれ?なんか眠いや...このまま、寝ちまお...)

 彼の意識が途切れたその刹那、いきなり目が覚める。そこは見知らぬ森だった。

「なんだここは?」

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