6日目の午後その2
魔力が使える?様に成りました。
「とりあえずボックスを使ってみな」
サミーに言われたので
〔神の預けしお宝の扉を開け:ボックス〕
と唱えるとサミーと同じような小型の物置が出てきた。
中を見て驚いた。
見るとサミーに10倍ぐらい広く、高さに10m×20m×20mの空間だった。
外観は同じだが
「「何これ?」」
とサミーとシスターが驚いていた。
自分が一番信じられなかった。
「スキルを詳しく知るにはどうやるの?」
サミーに聞くと
「知りたいスキルを思い浮かべて詳しく知りたいと念じると解るよ。慣れてくれば自然に解るように成るよ」
サミーが教えてくれた。
観察眼を念じて見ると
〔観察したする事(観る内容と回数)によりスキルを覚える事がある。一度戦いを観ると魔物の名前と大体の強さが解る〕
と頭に浮かんだ。
料理を念じて見ると
〔美味しい料理が作れる〕
と頭に浮かんだ。戦いに全く役に立たない。
成長率10倍を念じると
〔成長の経験値が、10倍獲得出来る〕
と頭に浮かんだ。
これは、とても有り難いスキルだー。
弱い魔物を倒しても成長が出来る。
最後に運を念じると
〔普通人は100が最高値です。〕
と頭に浮かんだ。
俺はこの運のおかげでこれまでの生活が出来たのかな~。
戦いで役立つスキルが欲しいな~。
「これだけ広いとここに住めそうですね~」とシスターに言われた。
「シスター、ありがとうございました。サミーオススメの宿屋を教えてくれ」
「ちょっと待って下さい。教会に寄付をして下さい」
とシスターに睨まれた。
「サミー相場はどの位なのかな~?」
「大抵は銀貨30枚かな?」
「シスター、ありがとうございました」
と銀貨40枚を渡して宿屋に向かった。
サミーはドンドン進んで行く。遅れない様に急いで着いて行った。
三日月亭のドアをサミーが入って行ったので続いて入った。
「フランおばちゃんただいま~。2人部屋だけにしておくれ」
宿屋の女将さんに言った。
「荷物を移すから鍵を貸してくれ。シロー手伝えよ」
「手伝うよ」
ギルーム達の部屋に移ったらしい。
「シローは、そっちのベッドを使え」
とサミーが言った。
側に有った荷物は纏めてサミーに渡した。
「シロー、自分の荷物をボックスに仕舞え」
サミーがボックスを出した。
俺もボックスを出してサミーに預けていた荷物を自分のボックスに入れた。
サミーがボックスに入って来て
「本当にここに住めそうだな。シロー僕と組まないか」
と誘われた。
「しばらくはシスターの所に頼ろうと思っている。シローは物置にボックスを出して住んでくれ」
「少し訓練してやるから頑張る事。孤児院の手伝いもしろよ。明日話しをしてくる。シローは町の周囲で狩りをしていてくれ。後ギルドの登録もするからな」
と宣告された。
「今日の宿代と食事は僕が奢ってやるから、明日からヨロシク」
「わかった。俺こそお願いします。基本を教えてくれ。解らない事が多いから常識的な事も聞くと思うから説明してくれ」
とお互いに了解し合った。
こちらの世界の料理を初めて食べた。
サラダ(知らない野菜ばかり)シチュー(知らない具材ばかり)と黒パンの食事だった。
量も多く味がしっかりしていて、とても美味しかった。
女将さんに桶とタオル(布切れ)を借りて部屋に戻った。
サミーに教えてもらい早速〔生活魔法:水属性:ウォーター〕の訓練を始めた。
手に魔力を集めてそれを水にするだけだとサミーが言ったが、魔力が集まった感じはしたが中々水に成らなかった。
10回目に成功したがチョロチョロと水鉄砲の様な感じで水が出せる様に成った。
出している内に少しずつ量が増えてきたが、桶に水が貯まったので止めてタオルで顔と身体を拭いてから、洗濯をして水を捨てに行った。
サミー曰わく攻撃魔法が使えれば、窓から空に打ち出して捨てるらしい。
ボックスも、LVアップするらしLVアップすると部屋が広がり扉が増えて保管場所が出来るそうだ。
保管場所は時間経過せずに仕舞って置けるらしく、獲物が腐敗しない様だ。
サミーの保管場所を見せてくれたが、サミーのボックスの奥に同じ大きさの保管場所の扉が在り、貴重な素材や食材・獲物が入っていた。
「僕は、魔力量が少ない方だからな~保管はほとんどケインズとギールムに任していた。これからは、シロー頼むぞ」と言った。
「無料言うなよ。まだ保管場所が無いよ」
「大丈夫だよ。広いから箱を運んで仕舞える。僕の保管場所も有るから大丈夫だよ」
こちらの世界のベットは少し固いが初めてのベットでグッスリと眠りに着いた。
不定期更新ですが、宜しくお願いします。