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6日目の午後その1

遅く成りました。


宜しくお願いします。



一部変更しました。

 サミーの後に付いて行って南門に着いた。



 門番がサミーに気が付いて話しかけてきた。

 「サミー、ケインズ達はどうした?」

 サミーは暗い表情で

「グレートベアーと相討ちに成った」

と静かに話した。


 「残念だったな。しかし依頼は達成したのだろ。これで奴らの名に傷が着かずに済む。ゆっくり休んでくれ」

と慰めてきた。



 「ところでそいつは何者だ?」

と俺の事を睨んだ。


 「こいつは相討ちで怪我をしていた。僕を助けてくれたシローだ。」

 「おお~ありがとう。サミーを助けてくれてありがとう。討伐の報告が無いと商人達に迂回させなければ為らない所だった。」

 「シローはこの歳まで成人の儀を受けて無いらしいので教会に連れて行く所だ」

 「はあー、お前は何歳だ。どんなど田舎から来たんだ?」

と門番に呆れられた。



 「18歳です」

 「馬鹿か、お前は田舎者でも大概は成人の儀ぐらいするぞ。

 サミーを助けてくれたから通行料は無しにしてやるからさっさと教会に行け」

 「次からは身分証が無いと10ギリ貰うからな」

と言って町に入れてくれた。




 「サミー毛皮を売りたいけど何処に行けば良いの?」

 「ギルドか道具屋だな。まず道具屋に行くか」

 サッサと進んで行ったので慌てて追いかけた。


 「ガームのおっさん居るか」とサミーは道具屋に入って行った。



 俺は離れ無いように付いて行った。



 「おお、サミーしばらくぶりだな。今日は一人か?」

 サミーは仲間がグレートベアーと相討ちに成った事を説明してから

 「こいつの毛皮を売りたい。査定してくれ」

と言ってボックスを出して、中から毛皮を10枚と狼の毛皮とグレートベアーの毛皮を出した。


ガームが真面目な顔して一枚一枚確認して行った。



 「この10枚は、一枚1000ギリだな。狼のは500ギリで、グレートベアーのは雑だから5000ギリだな。これで良いな」

 「はい、お願いします」

と価格が解らないので了承した。

 「ほれ、15500ギリだ」

金貨1枚と銀貨55枚を受け皿に入れてカウンターに置いた。



 俺はリュックから小さな革袋を2つ出して金貨・銀貨を分けて入れた。




 サミーが「次行くぞ」と言って店を出て行った。


 「また、こいよ~」とガームが言っていた。



 「悪いが先にギルドに行って報告をしたい」

 「分かった」

と言って付いて行った。




 ハンターギルドにサミーが入って行ったので付いて行く。




 カウンターの受付でカードを三枚出して


「風の旅団だ。グレートベアーの討伐の報告に来た」

 「はい、風の旅団ですね。討伐証明部位を出して下さい」

と受付嬢が言った。



 サミーがリュックからグレートベアーの右手を出してカウンターの受け皿に置いた。



 それを視た受付嬢が驚いて

「契約時の話しより大物ですね」

 受け皿を持って奥に行ってしまった。



 少しすると片目の男性と一緒に戻って来た。

 片目の男性は金髪で左目に眼帯をして身長2m程ありガチムチの体型をしていた。



 「マスターどうかしたか?」

 片目の男性はギルドマスターらしい。

 「サミー、ケインズ達は何処いる」

 「ケインズ達は相討ちになった。僕も怪我をしてシローに助けてもらった」

 右眼の鋭い視線で睨まれた。

 「お前は、誰だ?」

と低い声で、聴かれた。



 「シローと言います。偶然森を歩いていたら戦いの音がしたので警戒していたらサミー達の戦いを観まして最後にケインズとグレートベアーが相討ちに成りました。そして生きていたサミーに手当てをして保護しました」

 怖いおっさんに睨まれてびびっていた。



 「シローに荷物を回収して貰ってポーションで回復して帰って来た」

 サミーが、追加説明をしてくれた。



 「そうか惜しい者を亡くしたな~。依頼は達成した。奴らの名誉は護られた。小僧助かったぞ」

 ほっとした自分がいた。



 「サミー依頼達成とボーナスを出そう。処理をしてくれ」

と言って奥に消え去った。



 「風の旅団の依頼達成とボーナスの金貨30枚で合計50枚です」

と受け皿に乗せてカウンターに置いた。

 後、カードが一枚と羊皮紙が二枚出された。


 サミーが確認してリュックにしまった。



 「シロー、教会に行くぞ」

と歩き出したので付いて行った。




 教会を見ると少し汚れて古びれていた。



 教会の中は綺麗に磨き上げられていて床に顔が薄く映っていた。



 「サミー、元気にしていましたか」

とシスターが話しかけてきた。

 「リリアさん久しぶりだね。今日は、シローに成人の儀をして欲しいんだ」

 「シローです。ヨロシクお願いします」

 「シローさんは何歳ですか?」

 シスターに聞かれたので

「18歳です。成人の儀を受けた事が無いので教えて下さい」

と頭を下げた。


 「普通にして下さい。しかし18歳まで成人の儀をしないのは珍しいですね」

 胸に言葉の槍が刺さった。

 シスターにトドメを指された。

 ガクと少し力の抜けて落ち込んで崩れ落ちそうだったが踏ん張って立っていた。



 「では、成人の儀を行いますので祭壇の前に立って下さい」

 シスターに言われたので祭壇の前で待っていた。



 シスターは、奥の部屋から古い箱を持ってきて、祭壇の横の台に置き中から水晶玉を2つ取り出した。

 一つは赤い布に包まれていて、もう一つは青い布に包まれていた。


 祭壇の上に2つの水晶玉を置いて

「それぞれに手を当てて神に祈りなさい」

とシスターに言われたので右手を赤い布の水晶玉を、左手を青い水晶玉を掴むように手を当てて祈り(何を祈れば良いかわからずに)を始めた。




 「この者に寄り多くの神の加護を授かりますように」

とシスターの声が聞こえた。



 すると右手の水晶玉は激しく光り、左手の水晶玉は水晶玉の中心に小豆1粒程の青い光りに、隠れる様に黄色のゴマ粒程の光りが見えた。



 「シローさんは無属性の使い手で、補助が水属性ですね」


とシスターが教えてくれた。

「しかし、魔力量は多いね」

 サミーが言った。



 よく解らないので説明を頼むとサミーが教えてくれた。



 「赤い水晶玉は魔力量が光量で分かり、青い水晶玉は属性が解る。シローは青い光りが有るから水属性が一応使えるはずだ。光量からして無属性がメインと成るはずさ」

と、教えてくれた。

 黄色の光りは皆に見落とされていた。



 「ただし無属性で属性以外の魔法を使う時は、魔力の消費量が10倍必要だな。魔力量が多いから、火・風・土も使える様に成るだろうと思うけど、まあ頑張ってな」

とサミーが笑いを抑えながら教えてくれた。



 「シローさん神の掲示ウィンドを唱えてスキルを確認して下さい」


 シスターが教えてくれた。




 俺は「神の掲示ウィンド

を唱えて確認する。



 〔シロー:18歳 ジョブ:無し LV3 体力:150 魔力:5000 力:120 速さ:80 器用:200 運:500 無属性:ボックスLV1 マップ ???  ??? ???? 水属性:ウォーターボールLV0 生活魔法LV1:ライト ウォーター スキル:観察眼LV1(鑑定) 槍術LV1 剣術LV0 料理LV3 成長率10倍〕と成っていた。


不定期更新ですが、宜しくお願いします。


感想を聴かせて下さい。

お願いします。

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