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5日目

遅く成りました。



一部修正しました。

 起き上がって見回すと格子から日の光が差し込んでいた。



 顔を洗い豚モドキをスライスして生姜焼きを焼いてパンに挟んで朝食にした。



狼肉の乾燥肉は昨日完成して布で巻いて皮袋に入れて吊して有る。




 皮袋は道具類の箱から大×6・小×10見つけて最初の時に綺麗なのを確認して有る。




 今は蔓は取り払って有る。




 食事も終わったのでまずは昨日掘り出した岩(土)を少し離れた所に捨ててきた。




 小部屋の灰も捨てて掃除してから箱を運んで部屋を片付けた。



 剣と石槍を装備して革リュックに水などを入れて南の罠を調べに行った。




 罠は壊されていなかった。




 雨の為に獣も動かなかったのだろう。




河原に移動して槍を突く練習と剣を振り練習をして身体を馴らしていった。




 しばらく練習していると汗まみれに成ったので、川で行水をしてサッパリとしてから洞窟に戻った。




豚モドキのステーキを焼いて果実と食べた。


 食べ終わったので燻製器を確認してベーコンを皮袋に入れて漬け込んだ肉を吊して燻しておく。



 また豚モドキを切って漬け込んでおいた。




 肉は減ったがベーコンが大分出来たのでまずまずだろう。




今日は東の探索を本格的に初める事にした。




慎重に探索を進めているとゴフリンが二匹歩いてきたので、隠れて通り過ぎた所に石槍を突き刺した。




素早く引き抜いて再度突き刺してからもう一匹に向かって石槍を突き出した。



一匹目は二度の突きで倒れたが、その叫び声でもう一匹がこっちを向いていた。


 石槍の突きを剣でかわしていたが、二度の突きが剣を持っていた腕を貫いた。



 ゴフリンは剣を落として次の突きを胸を受けて倒れた。



 二匹とも剣を持っていたが俺の剣より新しい物を持っていたので二本とも回収して良さそうな剣と装備を交換した。




 木陰に隠れながら探索を続けた。




 獣の雄叫びが聞こえたので慎重に進んいくと、狼三匹と熊一匹に3人の人間が三つ巴で睨み合っていた。




 俺は観察してどうするかを考えていると3人の内の1人が熊に向かって盾を構えて剣を持って睨み合っていた。




 残った2人が狼三匹に向かい合ってローブを着ている人が杖の先から火の玉を連続で狼に撃っていた。



(おおぉぉー)


心の中で叫んだ。


 (この世界は、魔法が有るのか~)


 驚いていると狼に向かって切り込んで行った剣士が一匹を切り倒した。



 狼は後一匹に成っていた。



 ローブの人は熊に向かって火の玉を撃っていたが熊は木を折って防いでいた。



 熊の前で木が燃えているのを回り込み、盾持ちの人が後ろ側から切り込んでいた。




 剣は左肩にめり込んでいたが熊が振り返って右手で剣士を殴っていたが盾で受け流していた。



 狼の方を見ると既に三匹とも倒れていた。




 熊の後頭部に火の玉が当たり叫び声を上げていた。




 狼を倒した剣士が燃えている木を飛び越えて斬り付けたが左腕に弾き飛ばされた。




 盾で攻撃を受け流した剣士は隙を見て左足に切り付けてダメージを与えていた。




 更に火の玉が当たり熊が怒り燃えている木を吹き飛ばしてローブの人に体当たりをして大木に押し潰した。


 盾の剣士も素早く動き左足首に切り付けていた。




 熊は足の腱を切られたらしく片足を引きずっていた。



 盾の剣士が懐に飛び込んで剣を喉に突き刺したが熊が右腕をすくい上げて剣士に爪を突き立てた。




 熊と盾の剣士は同時に倒れた。




 俺はしばらく茫然としていたが(はっと気を取り直して)3人の様子をみに行った。




 熊と盾の剣士は相討ちだった。



 ローブの人は潰されていた。



 身軽な剣士は重傷だが生きていたので手当てをしようと革鎧を脱がすと胸が膨らんでいた。



 女の子だったのだ。




 少し焦ったが手当ての為なので傷口を洗い布を巻き付けて傷口を抑え布を巻いて手当てをした。




 盾の剣士の盾と剣を回収して女の子の装備も回収して抱きかかえて洞窟に帰って看病した。



 寝ている内に薪と山芋を見つけて持ち帰ってた。




 夕食用にスープを作っていると女の子が目を覚ました。




 豚モドキを細切れにして山芋を短冊に切って塩とコショウで味付けをして完成した。




 ペットボトルの水を飲ませて具合を聞いた。



 彼女は「仲間はどうなった」



 「ローブの人は潰されて、盾の人は相討ちに成った」




 盾と剣を指差した。




 「うわーん」




 彼女は泣き出した。




 しばらく泣いていたが道具類から見つけておいた。




 カップにスープを入れてパンと一緒に渡して



 「食べて体力を付けないと傷が治らないよ」と言って食べさせた。




 食べ終わると



 「私達の荷物を取って来て欲しい」




 「場所はどの辺りなの?」




 さっきの戦闘して場所の北側に100mぐらいの所らしいので夕方の内に回収しに出発した。




 目的地には緑色のテントが有るらしいので急いで注意して移動していった。



 日が沈む前にたどり着いた。



 慎重に中を調べて誰も居ない事を確認した。



 テントの中の物を適当にリュックに詰め込んでリュック3つに収まった。




 次にテントを畳んで大きな皮袋に入れて荷物を担いで洞窟に急いで帰った。



 洞窟に戻り荷物を渡して確認してもらった。



 間違い無いようだ。



 彼女は荷物を探って一本の緑色の小瓶を出して一気に飲み干した。



 すると彼女の傷があっという間に治っていた。



 俺はボーして見つめていた。



「んー、助かった。僕はサミーありがとうね」



と言われた。




「俺は鹿山志郎だ。志郎と呼んでくれ」




 「仲間は残念だったな」




 「しまった。討伐部位を回収して無い」



と叫び声を上げた。




 俺はサミー達の仕事を教えてもらった。




 サミー達はハンターと呼ばれてハンターギルドに所属していて依頼を受けて獣や魔物を退治している。




 危険な仕事らしく今回は大熊の退治だったのだ。




 ブロッカーの盾役とアタッカーの剣士に魔術師までいたので受けた依頼だった。




 しかし大熊の力と耐久力が予想外に強かったので2人が死んでしまった。




 「討伐部位だけ回収にいくぞ」



 とサミーが言い出した。




 「夜は危険だから明日にしないか?」




 「討伐部位を狼に食べられるかもしれない。今から行くぞ」




と無理やり付き合わされた。




 薄暗い道を松明で照らして進んでいってたどり着いた。




 サミーは熊の死体から右手を切り取った。




  サミーに松明を持たせて素早く熊の毛皮を剥いた。




 オマケに胃と肝臓を切り取ってから(左手と肉も少し)洞窟に帰った。




 サミーは依頼が達成出来た事を喜んでいた。


 2人の死を無駄にしなかった事が大切な事らしく2人の名誉に係わるようだ。



 俺はサミーにこの辺の事を聞いた。




 サミーはガーデンブルグの町のギルドに所属していて、ここはマライア王国と言うらしい。



 この森は辺境地になるようだ。



 森の北側にガーデンブルグは有るようだ。




 数日前に船の事故があってある程度の物資が川に流されたようだた。



 (それを、俺が拾ったのか~)



 燻製器の火加減を調整して窯に薪を足して、サミーと少し離れてから毛皮をかけて眠りに着いた。

不定期更新ですが、宜しくお願いします。

感想を、聴かせて下さい。

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