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七つの女小人

作者: 霜月 さえま

初めて書いたので、話しがめちゃくちゃかもしれませんが、楽しんでいただけたら幸いです

〜鏡よ鏡答えておくれ〜

そんな言葉から始まるかの有名な物語のお話である。


毎日のように鏡へ向かっている魔女は、ある日世界で一番可愛らしいのは誰と聞いた。

魔女はもちろん「それはあなたでございます。あなたが世界で一番可愛らしい」という答えが絶対に返ってくるという自信の元聞いたものだった。

だが、鏡の答えは白い雪のような女性を名指ししたものではなかったし、目の前にいる魔法で着飾った女性でもなかった。


「それは、森に住んでいる小人たちでございます。彼女らは、小さく、美形でとても可愛らしいのでございます」その時の魔女の怨みはどれほどのものか。魔女は、その小人達を殺そうと思った。何も知らぬ可愛らしい小人たちが知る由もない。


女小人たちは、魔女の暮らす城の麓にある森で暮らしていた。その森の中心部に精霊樹と呼ばれる樹がありその守り神として暮らしていた。

時々、悪党どもがこの樹から樹液を取ろうとするのを防ぐ以外は平和な森だった。この樹の樹液は若返りの成分が含まれているが、誰も取ろうとはしなかった。みんな、守り神の存在を恐れていたからである。あの魔女でさえも守り神が恐ろしいのだ。しかし、その守り神と人々が思っているのは可愛らしい小人たちではない。

大きな金棒を持ち、鬼のような形相を持つ男だと人々には知れ渡っていた。どんな魔法ももはじく無敵のような存在だと魔女も知っているので樹液が欲しくても近寄れない。

そんなわけでこの森は、ずっと平和が続いていた。


しかし、鏡の答を聞いて魔女は首を傾げた。よくよく冷静に考えてみれば、森には守り神が住んでいるはずである。あの恐ろしいと言われる鬼が。なぜ、そこに小人が?先ほどの怨みなど忘れ考え込む魔女は鏡に聞いた。

「鏡よ鏡、答えておくれ。森に住んでいる守り神とは誰のことだ?」

「それはお答えできません、しかし彼女らはとても力が・・・」

つんざくような金属音が聞こえる。

魔女は怒りのあまり鏡を割ってしまった。この私が騙されていたのか?なぜ鏡は答えない。守り神なんて、存在しないのではないか?

そんな魔女の愚かな考えは、行動に移る。最悪、鏡なんて魔法で直せば良い。今すぐ森に向かうのだ。毒を塗った、リンゴを持って。


その頃、森にいる小人達は嫌な予感がした。朝から天気が悪いわ。昨日のお星様たちも何やら騒いでいたわね。少し、木々達に話を聞きましょう。

小人たちは、猫を呼びリアル猫バスのように背中に乗って森に呼びかけた。

「木々よ木々。教えておくれ。この森に危険が迫っているのですか?」

「えぇ、そうです。守り神様。あなた達の命が狙われています。城に住んでいる魔女がこちらに向かっています。」

その答えを聞いた、罪のない小人達は慌て始めた。鬼ではなく、こんな小人達だったらすぐにやられてしまうだろう。今までは、幻影で悪党を追い払っていたが魔女が相手ではバレてしまう。


あたふたしているときに限って、悪いことが起こるものだ。

魔女は、飛んで森についた。精霊樹の大きな根っこについた時小人達は見つかってしまった。

魔女は、目を見開いた。こんなちっぽけな小人どもが、守り神?いや、そんなはずはない。しかし・・・。

小人達は、7人で抱き合い震えていた。

そんな様子を見ていた魔女は、自分が勘違いをしているのに気付いた。鏡は力強いと言っていた。見ろ、彼女達は弱そうで、泣いているので可愛らしさの欠片もない。魔女は怒りを忘れ小人達に話しかけた。

「なぜ、お前達はここにいるのだ?」

「私達は、ここで暮らしています。この樹の守り神なのです。」

「ほぉ、お前らがか。しかし、そんなちっぽけな体で何ができる?」

「私達は、幻影で悪党を追い払っているのです」

魔女は感心した。傷つけるわけでなく、幻だけで追い払っているのだとは。小人達を殺してはいけない。そして、この樹も守らなければいけない。そう思った。

魔女は何も言わず、人差し指を立ててくるんと円を描いた。すると、小人達は驚き感激した。

魔女は、小人達に力を宿した。1人は水、1人は火、1人は土、1人は光、1人は闇、1人は風、1人は治癒の能力を授けた。これからも、この樹を守ってもらうために。

小人達は、魔女に礼を言った。魔女から命を狙われていたことも忘れずっと頭を下げていた。

魔女は、微笑んで城へ戻っていった。

その後、魔女は改心したように人に優しくするようになった。鏡は魔法で直してもらえ、馬鹿な質問をしなくなった。

なぜか?それは、あなたの鏡に聞けばわかるはず。鏡よ鏡。答えておくれ・・・

文書が、下手でごめんなさい。楽しんでいただけましたか?


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