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パラレルフィスト~交差する拳~  作者: 黒主零
4章:遠き日より来りて
96/158

95話「再戦!チーム風」

8:再戦!チーム風


・日曜日。

地区大会4戦目が始まる。

残った高校は山TO氏、アッセンガイガー大学附属、

萬屋、私立イチャコラ学園の4つ。

山TO氏の4回戦目の相手はアッセンガイガー大学付属高校だ。

「あの、どうして相手高校の参加メンバーが

パラレル部ではなくて全員演劇部なんでしょうか?」

「そういう伝統のようですわ。

あの学校では演劇部員はどんな役柄でも完璧にこなすために

あらゆる分野を数年かけて修行してきた強者だけが入部できるらしくて

そんなあらゆる分野のエキスパートを集めてしまったが故に

他の部活にその競技で完全に勝利してしまっているみたいですの。」

「な、なんかすごい部活ですね・・・」

「油断は禁物ですわよ。あの部員は全員個人戦に参加して

トーナメントのベスト8の8人の内7人になっているのですから。」

「ちなみにその他一人が私で一昨日蹴散らしてきたわ。

奇っ怪な連中だったけど実力は本物よ。」

キリエの説明にラットンがため息をつきながら補足した。

それから2時間後。

山TO氏は何とか勝利できたが、確かにかなり苦戦した。

ティラ&ラモンとシュトラが負けて残りの3戦も3ラウンド目まで持ちこたえられた。

「・・・あ、あんなのってありなんですか?」

「・・・私も1000回以上公式戦に出ていますが

まさか試合中にいきなり熟睡を始めたり寝袋担いだまま演目始める選手は

初めて見ましたわ。それでいて確かに個人の地力も全国クラス。」

「無冠の帝王って二つ名があるのも頷けますが

それがあんなふざけた連中に与えられているのも何か複雑ですね。」

ライラとキリエが汗を拭き、他のメンバーも体力を消耗しているのか

控え室のソファにぐったりしていた。

そして1時間の休憩を挟みついに決勝戦第5試合が行われることになった。

「今度は勝ちたいよね。」

「色々とね・・・。」

「頑張ってください、ティラさんラモンさん。」

ライラの応援を背に二人が控え室を後にした。

と、P3がメールを受信した。

「メール?ユイムさんからだ。」

「ユイムさん何だって?」

「この試合録画して升子に送るって。」

「・・・そう、あの子も大変だったんでしょ。」

「・・・ええ、色々と重荷を背負わせてしまっていたみたいです。」

「私もお見舞いに行っていいかな?」

「ぜひそうしてください。きっと升子も喜びます。」

「・・・いや、流石にライランドくんと体を交えた女の子が

さらに増えるのはあの子の神経を逆撫でるのでは・・・?」

一方。

舞台にティラとラモンが到着する。

対戦相手はやはり前回同様あの二人だった。

「今度は負けないよ。」

「強くなったところを見せてやる。」

「ではこれより!地区大会決勝戦タッグ戦1を始めたいと思います!!

山TO氏高校パラレル部は

ティライム・KYM&赤羅門・ミドリュエスカラナイト!

萬屋高校チーム風からは長瀬・J・拓也と平野・M・紘矢!

見合って見合って・・・はじめっ!!」

号令と号砲。同時に4枚のカードが宙を切る。

ウォール四倍行使クアットロ・アリオッセ!!」

ラモンが手鏡サイズの小さな壁を4枚同時に出現させる。

そしてそれをラモンが全て一度に蹴り飛ばす。

が、その蹴り飛ばされた4枚の壁を

拓也と紘矢は二人同時にドロップキックして粉砕した。

「フレイム・行使サブマリン!」

「ハンド・行使サブマリン!」

拓也がカードから火炎弾を発射し、

紘矢がカードから見えざる手を伸ばす。

「くっ!」

勢いよく発射された火炎弾が二人を幾度も狙い、

ティラもラモンもカードを使うタイミングが得られない。

さらに、

「きゃ!?」

見えざる手がティラの胸を揉んだ。

「っと、失敗失敗。」

紘矢が笑いその感触を十分に楽しんだあと

ティラの懐からカードを取り出す。

「わ、渡せないよ!」

「ティラ!危ない!!」

抵抗するティラに火炎弾が迫り、それをラモンが壁で防ぐ。

「フレイムで遠くの敵を連続で襲い、

出来た隙にハンドでカードを奪うか。

相変わらず嫌な手段を使ってくる・・!」

「あ、あたしのおっぱい触るなんてひどいよ!」

「うっせぇ!どうせライラには触らせてるくせに!」

「男子高校生の性欲なめんじゃねえぞロリ巨乳!!」

「あ、あたしそんなことしてないもん!

・・・い、一回だけ直接されたけど・・・」

「「ちくしょぉぉぉぉ!!ライラァァァァァァァァァァァァッ!!!」」

「・・・意味不明なところで旧友からのヘイトが

溜まってる気がするんですが。」

モニターで一部始終を見ているライラが頭を抱える。

「と言いますかこれもあの子に送る映像の中に映っているのですが。

あとあなたユイムやシュトラさん以外にもしていたのですか?」

「え!?い、いやユイムさん達とは最後までしましたが

ティラさんとはそこまでは・・・・。せ、せいぜい直で揉んで吸って・・・だけです。」

「・・・ライラくん?ユイムさんに言っちゃおうかな~?」

「え!?い、いやそれはその・・・。」

「と言いますか一応生物学的にはあなた少女でしょう?

ユイムと同族の方なんですかあなたは?」

「え?いや、それはその・・・。」

「・・・結局レズしかいないのかこの学校は。」

ミネルヴァとラットンが身構えてため息。

一方。試合では。

チャージ行使サブマリン!」

ティラが1回目のチャージを行う。

次に再発動できるのは5秒後。

当然それを待ってはくれずフレイムの火炎弾が迫り来る。

今までどおりの回避行動を取るがハンドがまるでラケットのように

火炎弾をレシーブして後方から二人を狙う。

「前から後ろからってな!」

「これぞ前後攻めってな!」

「もう!下品だよ!」

「さすがムッツリ。意味を分かってらっしゃるとは。」

「ラモンまでもう・・・!チャージ・行使サブマリン!」

2回目のチャージが完了し、ラモンと手をつなぐ。

「・・・来るか。」

それを確認した拓也と紘矢がカードを中断して新たなカードを取り出す。

「行くよ!ダイダロス行使(サブマリン!!」

ティラが2回分のチャージと二人分の魔力を使って

カードから前方の相手向けて大津波を放つ。

幅10メートル、高さ5メートル、

時速50キロの津波が間違いなく二人に襲いかかった。

そのはずだった。

「「ミラー双行使ツインエミッション!!」」

直後流れが変わった。

「あれ?」

最初は分からなかった。だが、徐々に違和感が姿を見せて来た。

向こうに押し流した水が逆にこちらに押し戻されてきている。

「な、なんで~~~~~!!!??」

「反射するカードか・・・!!」

二人が慌てて対抗策を練ろうとするが間に合わず波に流されてしまった。

「お前達が新しいカード、

それも強力な切り札を手に入れたことくらいとっくに調査済みだっての。」

「そして俺達が当たった時のために対抗策を練るのは当然の話だろう?」

カードを懐にしまい鼻で笑う二人の前にびしょ濡れとなった

ティラとラモンが倒れて気絶した。

「そこまで~~っ!!勝者・チーム風!!」

アナウンスがかかると同時にライフの効果が切れて二人が目を覚ます。

「ま、また負けた~~。って何してるの!?」

「ん?いやいや。

濡れてスケスケなそのご自慢の胸を拝ませてもらおうと。」

「後で升子宛に送られてくるんだろう?この映像。

ダビングするためになっるべくエッロエロな試合にしようと思ってな。」

「し、し、し、信じられないっっっ!!バカァァァ~~~ッ!!」

「あべっ!!」

感情的になったティラに往復ビンタをされる二人であった。

ちなみに帰ってきてからも女子メンバーに滅多打ちにされる二人であった。

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